カテゴリ:16 秋分( 9月23日頃から)
ミカンの仲間でしょうが、かなり変わった風貌をしていますね。 黄色く色づく前ですが、「これは何かな?」 これは、一般にデコポンと呼ばれている「不知火(しらぬひ)」という品種です。 学名を見ていただくと、交配種の交配種であることが分かります。 農水省の研究機関で作出された人工交配種のようです。 なぜか、品種登録はされていないそうですが、「不知火」が品種名です。 では、「デコポン」という呼び名はいったい何でしょう。 実は登録商標なのだそうです。 品種登録はせず、商標登録だけ実施しているという訳ですか。へぇ! (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "(Citrus unshiu x C. sinensis) x C. reticulata" ● 原産 : 日本、中国 ● 分類 : ミカン科ミカン属 ミカン類にはキンカン、ポンカン、イヨカン等、「柑」由来の名が多いかな。 「 デコポン」という名はどんな由来で命名されたのでしょうか。 先ず、一方の親であるポンカンのポンであることは容易に理解できますね。 では、デコは? 上の写真では下部に当たるヘタの周辺がデコっと出っ張っています。 このデコ(凸)を意味していて、外見上のユニークな特徴になっています。 果皮の様子や妙な風貌によらず、糖度は極めて高い柑橘類です。 逆に、基準に達していないと「デコポン」として出荷できないのだそうです。 見掛けによらないブランド物だった訳ですね。 みかんと言うと鏡餅の一番上に、葉を1枚付けて載っている物というイメージかも知れません。すると、ヘタがある方が上で、座りも良いと考えますよね。でも、実になる前の花の状態で上下を考えますと、逆であることが分かります。今回の写真に写っている実は上下関係が正しい位置にありますね。でも、もう少し重くなると枝がしなって、逆転するのです。 <紹介> 姉妹ブログ 「華のある暮らし」Flower City版 も、是非、ご覧下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/10/10 09:16:20 PM
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