一度踏み込んだら二度と生還できない樹海のような場所。シングル盤の世界を一言で表せば差し詰めそんなところか? 僕の周りにも生還できなくなり、そのまま彷徨い続けている者が何人か。あ、僕もその一人でしたか(笑)
シングル盤の世界が何故そんなにヤバイのか? つい最近、久々にeBayでソウル、ファンク系のシングルをロット買い(100枚ちょい)したので、これから何回かに分けその中から何枚ずつか紹介しながら、そんなシングル盤の魅力を掘り下げてみましょーか。但しロット買いのブツ故、大騒ぎする程のレア盤、珍盤はありませんけど。 さて第1回目は、間も無く来日するゴッドファーザーにちなんで、かつて御大とデュオったディーヴァ2人(上の2枚)から。 上のマーヴァ・ホイットニーのキング盤「It’s My Thing」は、アルバムの方は国内盤すらCD化されているにもかかわらず、何故か米ゴールドマイン誌のプライス・ガイドにも載っていなかった1枚。レコ番から察すれば69年発表のはず。バックはもち論御大のバンドで、69年と言えば御大&バンド共々油がギトギトに乗っていた頃で、腰を直撃するこの演奏は凄過ぎ!これぞファンク!グレイト! 次は御馴染みリン・コリンズで「Think(About It)」はピープルからの1枚目。 後半2枚はうって変わってノーザン物。 赤いラベルのRAM-BROCKというレーベルは、デトロイトのご当地レーベルかな? このCody Blackという人のA面曲「Going、Going、Gone」は、ちょっと「Turn On Your Love Light」を思わせる曲でなかなかカッチョ良かった。 最後はTHE FUZZというガレージ・ロックのバンドみたいなグループ名の1枚。名前とは裏腹に絵に描いたようなノーザン・サウンド。このグループも先のプライス・ガイドでは見当たらなかった。 最近はシングル盤人気が上昇してきているのか、ディスク・ユニオンとかシングルを置く店が以前より増えてきてる気がしますよね。そう言えばヤフオクでもこないだソウル、ファンク系のシングル専門ディーラー(?)を見かけました。もっとも、昔からシングルを追い続けているコアなソウル・ファンなどはいた訳ですが、ここにきてその裾野が広がってきたと言えるのではないかと...次回へ続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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