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★GROSS(ドイツ歯科技工マイスター 大畠一成)のBLOG!!★  ●歯科界の動向●

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Oct 30, 2005
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カテゴリ:歯科技工とは?
●どうして、前項、図下の「歯茎が無い方の色見本」が微かに「明るく、赤みを帯びているのか?」という疑問に迫ってみましょう。

まず 「歯茎が無い」ことから、歯茎や隣の歯の「影」が生じないので明るく見える、と言えます。ではなぜ?赤紫の「歯茎」が来るのに、上の「歯茎グループ」は赤みが消えてしまうのでしょう?
実はこれには、深い意味が潜んでいるのです。一つは、歯茎の赤みに打ち消されてしまうということもありますが、大きな問題は、「補色の関係」です。下図は「クレーの補色関係の動き」を示しています。

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歯茎の色は「赤紫」です。そこで上図の法則に照らし合わせると「赤→緑、紫→黄」という補色の関係が成立し、「歯」自体が「黄緑」に見えてしまうのです。専門のかたはお分かりになると思いますが、実際の歯の色調は「Aグループ(赤茶系))」でありながら「Bグループ(黄茶系)」に見せかけられてしまうわけです。

●結果として、補色の関係から圧倒的に「赤」が打ち消されてしまうのです。というわけで「下の「歯茎が無い方の色見本」が微かに「明るく、赤みを帯びて見える。」のです。

★これら詳細「Gross dental information(グロース歯科学情報サイト)「大畠一成 著:シリーズ特集/自然観を追求した審美補綴~セラモメタルクラウンにおける”光”と”形態” 第2回 光と視覚のメカニズムと天然歯色調の把握法:医歯薬出版.月刊『歯科技工 』 1995年23号.6 P677~P700」”PDFファイル”で掲載しております。

つづく

★次項では、その実際を「お口」の中で論証していきましょう。






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Last updated  Oct 30, 2005 04:35:29 PM
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