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四半世紀前の話である。大学が主催する夏期留学ツアーに参加した時のことである。
一か月ホームステイ 一か月ヨーロッパ周遊という行程だった。 旅行も終盤になった頃 皆 胃が疲れてきていた。 「あっさりした白ご飯とお味噌汁たべた~い」と日本食が恋しくなり その夜はスペインのマドリッドにある日本料理店 店名「どん底」をめざすことにした。 スマホもない日本食レストランもほとんどない時代、 私たちグループ約10人は夜のマドリッドを「どん底」めざしてさまよい歩き続けた。 2時間も歩いただろうか 依然「どん底」は見つからずみなヘトヘトになり その場の最寄りのレストランに入った。 そこは スペイン料理店だった。 オリーブ油たっぷりのパエジャとスペイン風オムレツが出てきた。 「胃がとても受け付けそうにない。これが本当のどん底だ~~~~~」 と皆 脱力したのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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