カテゴリ:演奏会ルポ記
最近、色々なメーカーの楽器に触れる機会があったのですが、今までにない、響きを体験する事が出来ました。ドイツのC.BECHSTEIN ベヒシュタインという楽器です。
杉並公会堂にはこの楽器のフルコンサートグランド(アシュケナージが選定した楽器との事です)が置いてあります。今日、このフルコンで演奏させて頂く機会があったので、この楽器に合うだろうと思った、ショパンを演奏してきました。 この楽器の特徴としては、その音の透明感にあると思いました。細かい音の粒も一つ一つが優しく輝きます。リストやドビュッシーはこの楽器で作曲した様ですが、ドビュッシーの「水の反映」やリストの「泉のほとりで」「エステ荘の噴水」などピッタリ合うだろうなと、弾いてみて感じました。 私の尊敬する演奏家の一人に、ボルヘ・ボレット(ボレー)がいるのですが、ボレットの録音を聴くと、明らかに他のピアノの音と違う透明感が聞えてきます。 スタインウェイやベーゼンドルファー ブリュトナー プレイエルなど、お酒と同じく、その楽器にしかない特有の魅力があります。その魅力に触れれた時は、幸福の瞬間です。 忘年会が続きます、ウコンが手放せません。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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