ストレスフリー超大全 樺沢紫苑 感想キャンペーン用 2
樺沢先生とどうしてもご飯を食べたいのでもう一度感想キャンペーンに応募します(笑)このストレス社会に生きる私たちがうまくストレスと付き合いながら元気に生きていくためのエッセンスが満載の著書です。この著書の真骨頂は、次の項にあると考えています。メンタル11p.306〜「死にたいと思った時の対処法」この項目には、樺沢先生が今人々のメンタル疾患予防のために情報発信をし続けている背景が書かれています。樺沢先生が医師として診た患者さんが自殺されてしまった経験を持っているということでした。何冊か樺沢先生の本は読んだけれど、こんなに悲しい過去があったとは知りませんでした。私も仕事は精神科の看護師で、看ていた患者さんが自殺してしまったことがあったので、樺沢先生が感じた無力感と似た感情を自分も感じたことがあると思い、非常に共感しながら読みました。中でも一番印象に残った文章を引用します。引用今、「死にたいです」と相談された場合、私がかけられる言葉はこの言葉しかないと思っています。「死なないでほしい」中略今、本を読んでいるあなたは、私とは一度も会ったことがないかもしれません。しかし、本書を手にしていたり、私の動画を見たことがあれば、「小さなつながり」はあります。そうやってつながったあなたが、自殺し、亡くなってしまったとしたら、それはとても悲しいことです。自分が死んでも誰も悲しまない、死ぬしかないと視野狭窄に陥っている人にとって「あなたが死んでしまったら悲しい」というメッセージは、命をつなぐためにとても大切なメッセージになると感じます。また、自殺衝動を抑える方法について具体的に記載があり、非常に有効だと思いました。p.309 引用「死にたい」は変えられないが「自殺衝動」はすぐに収まる相談の目的は「ガス抜き」の意味合いが大きいと述べましたが、もっと具体的にいうと、「自殺衝動」がガス抜きされるのです。かかわった患者さんが自殺されてしまうのはとても悲しいことですし、過去は変えられません。しかし、これから会う患者さんになにか影響を与えられるとしたら、死にたいと思ったり行動に移したくなったときはその前に、必ず相談してほしいと素直に伝えることをやってみようと思います。そんなことありませんよ!って笑われるかもしれないけど、精神科で出会った患者さん全員に伝えようと思います。自殺衝動が収まれば、死にたいと考えさせている要因について解決方法はないか一緒に考えられるかもしれません。希望をもって患者さんと接しようと思えるそんな著書でした。1人でも自殺する人を出さないために、1人でも多くの人に読んで欲しい著書だと思いました。1人でも多くの、死にたい気持ちを持っている人に読んで欲しい。どんどん増刷されてベストセラーとなって欲しい。そんな思いでこの著書を紹介したいと思います。 樺沢紫苑 新刊「ストレスフリー大全」7月1日配本!書店で見かけたらぜひ手に取ってみてください!