テーマ:感じたこと(2893)
カテゴリ:歴史関係
遅ればせながら、京都国立博物館で開催されている『大絵巻展』へ行って来ました。
日曜お昼のお楽しみ、NHK杯(本田先生快勝!)終わりで、いそいそと。 実はpg家は国立博物館までちょっと遠いけど、バスで一本なので、非常に便利(ノ^^)ノ♪ ………なのですが(普通なら) 乗るバス間違えたぁああああ\(>_<)/-------------!!!! あ!バスが来たと思って乗り込んだら、妙なところで曲がるじゃあーりませんか? あれ(*_*)? え(・∀・)ゞ??? あー(´;ω;`) 別系統のバスだった(唖然)←もうすでに遅し。 乗る前の一瞬に、観光客とおぼしき女性に声を掛けられ、応対している間に同時に来ていたバスに間違えて乗ってたんですね。 うがー 仕方なく、合流地点に一番近いバス停で降りて、えっちらおっちら乗り継ぎバス停まで歩くことに(何やってんだか)。 無駄な労力&お金を使いました。ううう。 昨日は本当にいい天気で、お日様さんさん。 なんだか入場門の向こうに不気味な黄色の傘集団がσ(-_-;)?なんだろう?? …と、思いつつ、とりあえず入場券を買おうと売り場へ足を進めたときさささっと影が。 そして肩をトントン! おばさま「あのー…券買われるんですよね」 p「はい?(ナンじゃ(^^;)ゞ??)」 おばさま「これ…、(団体割引入場券)あげます」 p「えーーーーーーー(*_*)!!!いいんですか(^^;)ゞ??」 おばさま「ええ(^^)」 p「ありがとうございます!!すみません!(ぺこぺこ)」 すたこらと去っていくおばさま。 pの手には1000円の入場券が。 喜んで、ころこんで、この入場券(←ただ)で入ったのですが。 目の前には長蛇の列が(=_=)。 そう、あの不気味な黄色の傘の列は、実は博物館に入るまでの入場制限の列だったのです。 博物館のみなさんが総出?で入場整理なさって、建物にはいるまでに一時間(!!) 今まで博物館で、こういう列って並んだことがなかったので、驚きでした。 でも、炎天下ということで、この黄色い傘は大助かり。熱射病になることもなく、UVケアもばっちり(^_^)vでっす。 さて、長々と待ちつつ、のろのろと歩みつつ、やっと入場してみて、またびっくり。 中もいっぱい。 しかたなく列に連なりながら、ちょぼちょぼ歩いて展示物を見るpg。 詞書きも、読めるところは読みつつ。 後ろの人にこつかれつつσ(^^;)。(もう~読ませてよぉ) だんだん疲れてきて、一足飛びになるpg。 メインの「源氏」「鳥獣戯画」「信貴山縁起絵巻」は何度も見ているし、今更見なくてもいいので、すっとばす(←この『大絵巻展』の目玉商品なのに、こんなヤツおらんでー)。 長蛇の列のその先に、あの絵巻たちはあるのねーと、鼻歌歌ってスルーしました。 お目当ては『高僧伝絵巻』です。 『法然上人絵伝』では九条兼実(月輪殿)の場面が! ひゃっほーーーーーーぃ!コレだぁコレコレ! しっかり「月輪殿」「元久二年」を確認!きたーーー(・∀・)!!!という気分でしたよ。 そして、『一遍聖絵 』。 これは、絶対見たかった(*^_^*)ノ。 pgは以前図書館で借りた網野先生の『異形の王権』で、中世の非人に対するお勉強をしたいなと思っていました。 で、機会があれば、この絵巻や『春日権現縁起絵巻』なども、見てみたい!!と切望していたのです。 それがやっと、実現(^-^)。 「源氏」などの、有名所は別にいいの。 こういう埋没しがちな絵巻の中に、意外なる真実が隠されているのではっっっ!?!(←たいそう) 網野史学で見た「非人」の表現や「乞食(こつじき)」「犬神人」「病者」「絵説」をはじめ、「大人型の童」や「棒を持つ異形の人」など、そのころの社殿に集う人たちの実物絵をじっくり見ました。 やっぱり、「非人」は現在の被差別表現とはニュアンスが違う。 一般(と書くとちょっと意味がおかしいかもしれないですが)の人とも、何の違和感もなく混じり合ってるし。難しいけど、こっちの問題も調べたいなーと。 人の群の中にいる非人たち。 社殿の鳥居の近くに、こもをかけて横たわる病者。 異形の裸頭を見せ、傘に巻物をぶらさげている「絵説(えとき)」。 物乞いの器を持つ「乞食(こつじき)」。 これらの人々が何人も、他の市井の人とまったくかわりない筆で描かれています。 この時代の彼らの生き様が、そこから見えてくるように。 私の見たかった『春日権現縁起絵巻』の方は展示がなくて、残念。 何時の日か、あの絵巻も見てみたいですね。 帰りは、バスの乗り間違いしないように、しっかりと番号を見て乗りました。 それにしても、すっごく疲れました(-_-;)ゞーーーーーーーー。 足が棒になるって、このことかも。 疲れたけれど、とても素晴らしい経験ができました!感謝でっす! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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