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2013年05月14日
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自動車レースの最高峰であるF1を長らく観戦していますが、
去年は前半7戦の勝者がすべて異なるという数十年に一度の
珍しいシーズンに興奮したものの、今年になってみれば、
今年は今年で非常にエキサイティングなシーズンになって
います。

先週末にスペイン・バルセローナ郊外で行なわれたスペイン・
グランプリで、スクデリーア・フェラーリのアロンソ選手が
優勝しましたが、ドライバーの母国での優勝という感動的な
側面が話題になりがちの側面、スクデリーアのクルマが強かっ
たということも、注目すべき一面でした。

今年これまで見てきた、レッドブル、マクラーレン、ロータス、
メルセデスの個性的な各チームが、その個性どおりの特徴を
見せたのに比べて、どちらかといえば派手なカラーリング
とは対照的に没個性に映るフェラーリ・チームが、イタリアン
らしくない特徴をみせてレースで優勝したからです。

というのも、伝統的なスクデリーアのマシンというのは、
ダウンフォース十分な素晴らしい年と、ダウンフォース不足
の駄馬に泣かされる年とを、数年後とに繰り返すものです
けれども、今年のF138はダウンフォースが十分ではない
のにも関わらず駄馬と呼ぶには十分に惜しい安定したパフォー
マンスを発揮する、傑作車のポテンシャルを見せ付けたから
です。

ferrari-f138.jpg

それは、空力性能によってパフォーマンスが大きく左右される
カタロニアのコースで、アロンソとマッサの両選手が良い
パフォーマンスで上位に頭角を現したことで明らかでしょう。

圧倒的なスピードはないものの、タイヤに優しく長距離走れる
ことによる総合的なパフォーマンスの高さが、今年のF1サー
カスにおいて有利な情勢を引き寄せつつあります。

対して、カタロニアの予選でフロント・ロウを独占したメル
セデス・チームは、決勝になるとタイヤに対する攻撃性の高さ
がレースペースに如実に現れて、度重なるタイヤ交換により
下位に沈んでしまいました。

これは、世界最高峰のレースの世界の話ですが、興味深いのは
こと市販車になると両者の特性がまったく反対だということ
です。

市販車におけるサスペンションでは、フェラーリはタイヤに
厳しく、メルセデスは優しいのですが、では一体なぜこう
いうことになってしまうのか?

レーシング・カーの基本は空力ですが、フェラーリは空力は
もちろん、それ以上にレース全般にわたって膨大な開発が投
入されていることがスタート・ダッシュのスピードを見るだけ
で伝わってきます。その他、お家芸のピットストップの早さ、
レースプログラムの安定さ等々、隅々まで完璧に近い管理
体制を築き上げてレースを戦っているのが見えます。

やはり、この点は伝統の差、経験値の差がモノをいうのでは
ないかと思います。スクデリーアが60年以上なのに対し、
メルセデスは精々ここ数年しか歴史がありません。その技術の
積み重ねの差が、開発レベルの差に直結し、戦略や戦術では
カバーしきれないレベルの競争で差が現れているものと
感じられます。

ということですから、(もし)市販車を購入するならメルセデスを
(もし)レーシング・カーを購入するならフェラーリを、それ
ぞれ買うのが正解ということでしょう(笑)。

それなら、モナコを走るのには何が良いのか?
それは、来週末のお楽しみです。

感謝!






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Last updated  2013年05月21日 11時23分16秒
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