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ニッカウヰスキー社が宮城県仙台市に保有するウィスキー蒸溜所が
仙台工場ですが、業界的な呼び名を宛てて宮城峡蒸溜所というのが 妥当でしょう。 その宮城峡蒸溜所のオフィシャル・シングルモルトウィスキーが、 宮城峡12年です。 ニッカ 宮城峡12年 ニッカウヰスキーにおける宮城峡蒸溜所とは、サントリー社で いう白州にあたるNo.2工場のため、余市と比べると日陰の 印象が強いのですが、どうしてニッカの主力製品を飲めば宮城峡 の原酒が多く使われていることが明確に分かるはずです。それ なのに、私は余市ばかりを好んで飲んでいて、宮城峡のオフィ シャルを飲んだのは、今回の六本木が初めてでした。しかし、 これが飛んだ間違いで、これまでの時間の浪費を深く反省する に至った事件でした。 けだし、今はなきスーパーニッカ原酒を強く想起させる味わい、 または基本的に同じ構成のブレンドだったからです! これを10年前に飲んでいれば、私のブレンダー人生は随分と 違ったものになっていたでしょう。灯台下暗しとはこのことで、 自分の不明に恥じ入るばかりです。 とはいえポジティヴな面も確かにあり、同じタイミングと場所 でキーモルトのノージングと宮城峡のテイスティングが出来た ことで、これまで夫々が独立した点であったのが、線として繋 げることができたのです。 ここでいうスーパーニッカは、現在発売されているブレンド ではなく旧製品の方ですから、今から原酒を再現するのは難しく とも、このオフィシャル宮城峡+αという形で追いかけることが 可能となり、個人的な趣味のブレンドにイノヴェーションの道 筋を見つけることができました。 お陰さまで、新たな探究心のモチヴェーションがふつふつと 沸き立ってきています。こういうことにこそ、感謝しなければ なりませんね。 感謝! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年06月02日 16時52分29秒
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