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テーマ:鉄道(21940)
SLでおなじみの蒸気機関車の代名詞といえば、最近では機関車
トーマスなのだろうと思いますが、トーマスが茶畑のなかを走る 前には、D51でした。デゴイチ、デコイチですね。 D51が有名な理由は、日本の蒸気機関車史上で最多の1115両も 製造されたからで、少ない形式ではせいぜい数両、標準的には 数十両といったなかで、飛び抜けて大量に製造され、日本全国の 鉄路を走ったお馴染みだからだろうと思います。 その最終製造が1161号機で、実際に数えられた1115両と違う のは、当時の蒸気機関車製造が既にロットで発注されるロット 生産だったことや、発注者である国鉄の年度予算との関連という お役所的都合が影響したことや、製造中に戦争に入ってしまった ため、資材調達の状況で欠番が発生したりしているからです。 さらに加えれば、国鉄向け以外にも製造されましたから、実際に 作られた両数は1115両を超えるのです。 そんななか、次の1両を昨年製造した人が現れました。 なんとダンボールを素材にして、原寸大1分の1スケールのD51を 作ってしまった方がいるのです。その車両番号が1162です。 やはり、ダンボール製といっても原寸大ですから、長さはテンダを 入れて20m近くありますし、高さも4m近くありますから、その 圧倒的な存在感は実機と同じです。 また、何と言いますか、作りたてで人手に触れられているせい なのか、生きている機関車のような風情もあって、もう立派な 蒸気機関車として認定されてもいいのではないかというくらいな ものでした。 本機は昨年完成して、今年の夏に東京を目標終着地として 展示されながら東進してきたものですが、今夏の展示は一旦終了 して、製造した島原に博物館が作られるのだそうです。 ひとりの情熱がここまで社会を動かすのですから、すばらしいと 思いました。 やはり蒸気機関車には夢がありますね。 感謝! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年09月04日 15時12分33秒
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