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2015年のラストの夕陽 今年もあと数時間で終わる。 今年も随分沢山の友人知人がこの世から去って行った。 文学座の先輩俳優であった加藤武氏を始め、去年から今年にかけて 何人の仲間達が去って行ったのだろう……。 来年は申(サル)年だが、私はもうちょっと去らずにいたい! やりたいことがあるから。 いえ、やらなければならないことがあるから。 今年の秋の《文化の日》に、大和市から『文化芸術賞』なるものを 頂戴した。 特に目立ったこともせず、好きな道を50年ただひたすら歩いて来た。 それも、車イスになってからは、「車イスになったというだけで、役者として 受け入れて貰えないとしたらおかしい!誰も辞めろと言った訳でもない!好きな 芝居を辞めなければならない理由はどこにもない!千津子!舞台を降りるな!」 そんな言葉を自分に言い聞かせ、ただ黙々と自分自身と戦って来ただけだった。 誰かのためではない。自分自身の納得のためであり合点のためだった。 だから、手放しで「わーい!」と言って喜ぶ前に、賞を戴ける程の社会貢献をした 覚えもないので、何だか面映ゆくて穴があったら入りたいほどの照れくささだった。 周りは、「何をそんなに固辞してるの?素直に戴けば良いじゃないの」 と口々に言ってくれるのだが、この年になっても、賞というものから一番遠い所を、 ただ好きで歩き続けて来ただけのことだった。しかも、誰かに言われて歩き出した ➰👟👟訳でもなく、ただ、自分のためだけに歩いて来たのだから、受賞など思っても 考えてもいなかった事態が起こったのだ。 私以上に頑張って芸術活動をしてる方々がいらっしゃる方るだろうに…… なんで私が……という戸惑いが先に立った。 そんな中で、ある人が言った、 「これまで、そんなあなたを応援してきてくださった方たちが沢山いる。 その方たちの代表で戴けば良いじゃないの」……と。 この年になって改めて気づかされた。 そう、人間は一人で生きている訳ではない。 私にも支えてくれた家族や仲間、友人知人の応援者があってここまで歩いて来れた のではないか!そろそろ恩返しの時期ではないか……今頃気づいた私でした! その御返し講演の「文芸祭」10周年記念公演が3月20日にある。 4月16日には、ソロプチミストやまと-e 主催で、もう一人の受賞者 「未来賞」のサックス奏者北島恭子さんとの「受賞記念ジョイント コンサート」も待っている。 来年は、昨年、初めて親子共演し、今年も再演実現した『動物会議』 の 再々演 の話ががあると聞いているし、大和市でも実現出来ればと動いても いる。 是非 実現したい! 『動物会議』(ケストナー作) は、子供と大人もが一緒に平和を考えられる 素晴らしい作品だ。全国展開を願っている…… 去る(サル)のはもうちょい先伸ばし! 来年も宜しくお願い致します。 今年もいっぱいいっぱいありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.02.15 03:47:01
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