テーマ:夢を叶える人になる(1221)
カテゴリ:マイ・ヒーロー☆マイ・ヒロイン
hakapyon流・平成御徒日記の続きです。 とはいってもここから先は「御徒日記」でも何でもないのですが・・・(^^;ゞ 先日行われた、古賀稔彦さんの講演会の内容です。 ようやくアップしました。つたない文章でしかも長文ですが、よかったらご覧下さい。それそれに感じることがあると思います。 ************ そうしてこうして本日のメイン・イベント! 柔道家・古賀稔彦さんの講演会が始まりました。 深夜、眠い目をこすりながら見たバルセロナオリンピックのあの背負い投げ。試合の直前に足を痛めて・・・そのマイナスを見事にバネにして金メダルを獲得した精神力。素晴らしい柔道家です。 つい最近では女子柔道の谷本選手のコーチとしても結果を残しました。 hakapyonの私感ですが、この方は「勝負師」でありながら「求道家」の雰囲気もあります。格闘家などに転向せず、一生「柔の道」を極める生き方を選んだのもわかるような気がします。 なんと!一緒に申込みした友人のご好意で一番前の席を陣取れました!!(らっきー^^)hakapyonの目の前を、あの憧れの金メダリスト・古賀ちゃんが通り過ぎました!!(←気安く呼ぶなよ)たくましい肩幅ににこやかな表情。うわあ、カッコイイ。なんかキラキラしてみえますよ古賀ちゃん・・・ 演台に上がって用意されたハンドマイクを見て開口一番「スタンドマイクを用意していただけますか?僕は身振り手振りが多いので・・・」おお!これは期待大!楽しい講演会になりそうだー! そして古賀さんは話はじめました。 とても話上手です。明瞭です。通る声です。ユーモアもあります。表情もいきいきしています。姿勢もいいです。身振り手振りをまじえて話をしてくださるのですが、その仕草もめりはりがあってきっちりしています。「人前で話す時のよい見本」のようです。つい引き込まれます。 面白かったのは・・・「しかし」「ですから」「ところが」接続語の喋り方が柔ちゃんに似ているんですよね。あれは柔道やる人独特の話し方なのかしら?(ちなみにサッカー選手はやたらと「~ですし」「~だし」と「し」を使う傾向が。これもパイオニアはカズウかな?) 内容をちょっと抜粋。 ◎谷本選手に金メダルを獲らせるためにしたことは「自分で目標を決めさせる」 コーチから与えられた受身の目標ではなく、自分で考えさせ、自分で自分に課題を与えさせた。 そしてそれを言葉にださせる。目標を明確にし、言葉に出させることによってその目標に対して「責任感」が出て、目標をかなえるために努力するようになる。 ◎20歳の時に参加した「ソウルオリンピック」から学んだのは「自分ひとりで闘っているのではない」 オリンピックに行く時は大変な歓迎を受けた。でも負けて帰ってきたら誰も出迎えがいなかった。寂しかった。引きこもり状態になった(笑) そんな精神状態の中、たまたま自分の負けた試合をTVで見てしまった。自分が負けた後、観客席が映った。両親が応援団に向かって頭を下げていた。ショックだった。と同時に「自分はひとりで闘っているのではない」と思った。今までは「オレがオリンピックに行くんだ」「オレが金メダルを獲るんだ」「オレが負けたんだ」と自分本位にしか考えられなかった。でも、この光景を見て、自分の闘いは自分ひとりのものではないことがわかった。恐れることは無いのだと思った。そしてもう、自分の両親にこのような想いは二度とさせたくない、とも思った。 ◎24歳の「バルセロナオリンピック」で感じたのは「マイナスを背負っても諦めてはいけない」 試合直前で靭帯損傷の大怪我をした。自分の不注意でありながら、その時組んでいた吉田秀彦選手は責任を感じて身の回りのことをほとんどやってくれた。そんな精神状態で彼は見事オール一本勝ちで金メダルを獲得した。でも彼は喜んでいなかった。 試合後、自分の怪我した膝をそっと両手で包み込んで「明日、絶対に金メダルを獲ってください」と言った。吉田選手の為にも、絶対に金メダルを獲らなければ!と思った。そして見事、怪我を克服して金メダルを獲ることが出来た。 何があっても最後まで諦めてはいけない。 ◎現役を引退して考えたのは「一生柔道着を着ていたい」 引退後、自分のこれからの身の振り方を考えた。結果、「自分は一生柔道着を着ていたい」と思った。70歳のジジイになっても柔道着を着るためにはどうしたらよいか?いろいろ考えた。 そして「自宅に柔道場を作ればいいんだ」という結論に至った。そこでさっそく自宅に柔道場を作った。そこで「未来の柔道家」を育てるために「古賀塾」を開設した。 ◎「あたりまえのことを、あたりまえにやる」のが大事 中学生の時に佐賀県から上京し、講道館に入った。講道館では「自分のことは自分でやる」のが基本。料理(寮母さんと一緒につくるらしい)洗濯も掃除もすべて。自分の面倒を自分で見る・・・そういう日日の生活の積み重ねが自分を成長させる。最近はそういう「当たり前のこと」が出来ない人が多い。当たり前のように目の前をゴミを拾う。あたり前のように老人に席を譲る。これが本当の大人だ。 ◎限界まで力を振り絞り、100%使い切る。その先の101%が見えてくる 力を出し惜しんではいけない。手を抜いてもいけない。妥協せず、常に全力投球。そして時には自分を追い込んでみよう。そうすれば自分の限界を知ることができる。そしてその限界を超えるために必死にもがき、努力する。そこから未知の力・・・不可能を可能にする101%のチカラが生まれてくる。 ◎挑戦して「壁」にぶち当たれ!「壁」はチャンスである 自分が「壁」を感じた時期はチャンス、である。挑戦し続ける限り「壁」は生まれる。その壁を乗り越えるためのさまざまな「課題」が明確となる。その課題をひとつひとつこなしていくと、気が付いたらひょいと壁を越えているのだ。そしてさらに大きい壁に突き当たる。これも同じようにして超えていけばいいのだ。そうして人間は成長していく。 ◎柔道をやっている子供たちや後輩からの質疑応答 Q.(柔道を始めた女の子)「強くなるにはどうしたらいいんですか?」 A.(古賀さん)「人が遊んでいる間に練習しなさい。僕もみんなが寝ている間に、神社の階段を毎日上り下りしました。柔ちゃんもやりました。彼女も昔は弱かったんだよ。でもそれを毎日やって強くなったんです。だから、ますは横に居るお母さんと一緒に明日から早朝マラソンしてごらん(笑」 Q.(柔道部の後輩)「集中力をつける秘訣は?」 A.(古賀さん)「その時に集中できるように、時間を逆算して調整していけばいい。 前夜遅くまで飲んでいる状態では、翌日の試合のコンディションは最悪で、集中どころではない。要所で自分のベストパフォーマンスをするためには自制も必要。だから君の場合は酒を控えなさい(会場内爆笑)」 他にもここには書ききれないくらい・・・たくさんの面白いお話をしてくださいました。 素晴らしい講演でした。hakapyon、思わず涙ぐむ場面もありました(他にも泣いている方がいらっしゃいました) 会場を去る古賀さんの姿に後光が射して見えましたよ。 日本一柔道着の似合う男・・・「平成の三四郎」こと古賀稔彦さん、ありがとうございました^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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