昼下がりのDVD鑑賞会。
本日の上映作品「サムライ・フィクション」(中野裕之監督)
「藤井尚之が出ている」というヨコシマな理由でずっと前から見たいと思っていた作品。念願かなって、観た。
面白かった!!^0^
布袋さん演じる「クールなサムライ」風祭・最強!と思っていたら
実は「ピースなサムライ」風間杜夫の方が強かった^^;
布袋さんがぎらぎらと殺気を放って邪を引き寄せるのに対し
杜夫ちゃんはあくまでものほほん。強者の余裕。
柔よく剛を制す・・・いいねえ~
それにしても。
「元祖・ギター侍」布袋さんの存在感は圧倒的!
なんといってもあの怖い顔がイイ!
有無を言わせぬ迫力だ。
ミュージシャンにしておくのは勿体無いほどのイイ顔である。
天はニ物を与えたか。
他にも杜夫ちゃんはもちろん、吹越さんや神戸ちゃん、きたろう、中村ゆうじ、ピエール瀧(!)・・・ステキな役者オンパレードだ。
女優さんがまたいいのですよ!
女親分扮する夏木マリさんの色香(同性のhakapyonでさえ、クラクラっす^^;)。山奥で暮らす清純な娘(実は暗い過去あり)緒川たまきさんの可愛らしさ。
監督曰く、
「女は蕾が開く時と、花が散る間際に咲き誇る時がいちばん美しい」
女性のいちばん美しい様を、二人は見事に表現している。
それになんといっても映像がオシャレ!
モノトーンに血の赤や静寂の青が効いている!
すこーんと抜けた蒼い空、広い海、緑の木立のざわめき、風・・・
モノクロなのに、カラー以上に色彩の美しさが伝わってくる。
音楽もこれまたオシャレ。(音楽監督は布袋さんです)
さすがミュージックビデオ畑の監督。
ちょっと鳴り過ぎかな?という感もあるが、カッコいいので許す^^;
****
冒頭とラストの蒼空がこの作品の「妙な、飛翔感」を象徴していると思う。
「何か大きな存在に見守られている」という、神を意識した重要な台詞があるのだが、映像でもその主張は貫かれている。
海を俯瞰で撮影したり、殺陣を上から撮ったり、上から見下ろす構図が多いのだ。(クレーンを多用した副産物ともいえるが)
神の視点、天の意志というものがあるんだよ、ということを暗に訴えているような、気がした。
つまり、監督とスタッフ、役者のセンスが光る、
カッコよくてキモチイイ作品なのである。
波田陽区では物足りない、
「元祖ギター侍・布袋風祭」に斬られたいそこのアナタ!
ぜひ、ご覧になってくださいまし^ー^
【追 伸】
hakapyonお目当ての藤井尚之、なんと頭をそって地毛でチョンマゲを結ったそうな。やるな~尚ちゃん!!
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最終更新日
2005.03.24 11:56:25
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