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2021.11.19
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カテゴリ:蹴球七日制
◆【J2ラスト3試合!!】磐田「3シーズンぶりJ1へ」!遠藤保仁の大貢献、ルキアンの覚醒…昨季からの変貌を証明する「2つのデータ」(1)(2021.11.15 サッカー批評)


■磐田が3シーズンぶりのJ1へ!
 サックスブルーの勇者が、J1の舞台へ舞い戻る。
 11月14日に行なわれたJ2第39節で、ジュビロ磐田が水戸ホーリーホックを3対1で下した。26勝8分5敗で勝点を「86」とした磐田は、3位のV・ファーレン長崎との勝点差を「12」とした。残り3試合に全敗しても長崎に追いつかれることはないため、J1に昇格できる2位以内が確定したのである。
 シーズン開幕は連敗スタートだった。FC琉球との開幕戦は開始1分に失点し、その後20本のシュートを浴びせながら0対1で敗れた。続くFC町田ゼルビア戦は、1対3で完敗した。5節までは2勝3敗と黒星先行だったが、6節以降は勝点を重ねていく。
 本格的にギアが入ったのは14節からだ。21節まで8連勝を記録し、前半戦を首位で折り返したのだ。
 6位に終わった20年シーズンは、失点が試合数より多い「47」を数えた。トップ10のなかで3番目に悪い数字で、それが安定感に欠ける戦いにつながった。しかし今季、20年はわずか2試合だった「ウノゼロ」を8試合に増やしたことで、引分けに終わっていた試合を勝ち切ることができるようになった。また、20年は「15」あったドローゲームを、「8」まで減らすことができている。14節から20節までは、7試合連続でクリーンシートを記録した。
 攻撃力を爆発させて勝利をつかむことも、接戦をモノにすることもできる。ディフェンスが安定したことで戦いかたの幅が拡がり、勝利を積み重ねることができるようになったのだ。
■チーム全得点の4割に絡んだルキアン
 7月3日の21節を最後に、DF伊藤洋輝がシュツットガルト(ドイツ)へ期限付き移籍した。3バックの一角を担うレフティの離脱は痛かったはずだが、伊藤槙人の補強で素早く穴埋めをした。
 アタッカーでは金子翔太を迎え入れ、攻撃のオプションを担保した。昨シーズン9得点の小川航基がケガなどで1得点に止まり、同8得点の中野誠也は大宮へ移籍していたものの、J2最高クラスの攻撃力を備えることができていた。
 攻撃ではルキアンが覚醒した。昨年の10得点から22得点(39節終了時)までゴール数を伸ばし、アシストもチーム首位タイの「7」を記録した。チーム総得点の4割に関わっている。
 選手個人にスポットライトを当てれば、遠藤保仁がクローズアップされることが多い。41歳の鉄人は32試合に出場して3得点を記録した。パスワークの中心となり、アシストのひとつ前の崩しのパスも絶妙だった。その貢献度は数字では表せないものがある。
 遠藤とダブルボランチを組んだ山本康裕は、チーム最長のプレータイムを記録している。クラブ生え抜きの32歳は遠藤とともにゲームをコントロールし、シーズンを通してチームを支えた。
 ここまでチームで唯一全39試合に出場している鈴木雄斗も、貢献度は高い。移籍1年目ながら左右両サイドの複数ポジションをこなし、7得点7アシストを記録している。戦術の肝となったひとりと言ってもいいだろう。
 数字を残した意味では、山田大記の名前もあげられる。背番号10はキャリアハイの10ゴールをマークし、勝利につながる価値ある得点もあげた。2シャドーの一角を担う彼が得点能力を発揮したことで、相手守備陣は難しい対応を迫られることになっただろう。
 すでにJ1昇格を決めたが、大井健太郎は「もっと大きな喜びをみんなで味わえるように頑張っていきたい」と話す。J1昇格とともにJ2優勝を勝ち取るために、磐田は残り3試合に全力を注ぐ。
 2位の京都サンガF.C.も勝利を収めたが、今節のJ1昇格決定は持ち越しとなった。こちらは最短で次節にも、自力で2位以内を確定できる。(以下略)



◆雌伏2年 ジュビロ復帰までの軌跡<上>(2021.11.16 中日新聞web)

 ジュビロ磐田が三季ぶりのJ1昇格を果たした。J2で苦しみ抜いた二年間。一年目の二〇二〇年は監督交代もあり、六位。二年目は開幕2連敗の最悪のスタートから、巻き返した。昇格の原動力となった選手らの努力を振り返るとともに、J1復帰で何が求められるか、検証した。
 昇格の要因となった得点力向上に大きな貢献をしたのは、司令塔のMF遠藤保仁(41)と目下、得点王のFWルキアン(30)の両選手。磐田でのテーマは「新しい挑戦で結果を残すこと」。厳しいJ2で、二人は必死に勝利を追い求めた。
 ルキアン選手はチーム三年目で、欠かせない戦力となった。一九年七月に完全移籍。一年目はわずか1得点。熱くなると激情を抑えられない性格で、八月のG大阪戦では前半にボールをスタンドに蹴り込む愚行を犯し、退場処分となった。
 そんなルキアン選手のため、同僚は積極的にコミュニケーションを図り、試合に集中させた。本人も「日本サッカーに溶け込むことが、成長につながる」と周囲との連係を磨いた。
 二〇年は10得点をマーク。同年十一月、頸椎(けいつい)椎間板ヘルニアの手術を行い、今年の開幕戦は交代出場だった。三節の水戸戦で今季初得点すると、五節の山口戦から五試合連続得点し、勢いに乗った。十四日現在、22得点はリーグ首位だ。
 磐田の鈴木政一監督は「抜群のフィジカルでボールを受けることができるし、前を向いた時の強さもある」と評価する。チームにすっかり溶け込み、試合前の円陣で「優勝、優勝」と、日本語で目標を唱えるまでになった。磐田移籍前は暑いタイで二年間プレー。日本独特の蒸し暑さにも順応できた。シーズン中も「僕が得点することで、昇格につながることが大切」と意欲を燃やし続けた。
 遠藤選手は、二〇年十月にG大阪から期限付き移籍した。約二十年親しんだ古巣からの移籍は、相当の覚悟だった。「レギュラーの保証はされていない。ここにいる選手との競争になる」。息子のような若手と競い、違いを見せつけた。
 今季十四節の群馬戦からの8連勝は、遠藤選手が原動力となった。けがで六試合ベンチ外だった遠藤選手は、群馬戦で九試合ぶりに先発復帰。そして右足から決勝点をマークした。
 緩急自在のゲームコントロールが光った。パスでゲームをつくり、味方を走らせた。遠藤選手のJリーグ二十四年連続得点で、チームの勢いは加速した。「一人二人だけの攻撃ではなく、三人、四人と絡む攻撃を構築することが得点を増やすことにつながる。選手が色々な形でゴールを奪えることが理想」。遠藤選手の描く攻撃的なサッカーが伝わり、8連勝となった。
 G大阪時代の一三年にJ2を一年間経験して、一四年にJ1に昇格した。遠藤選手はJ2で勝つことの厳しさ、難しさを同僚に伝授した。(以下略)



◆「遠藤保仁がいなければ、このサッカーはできなかった」。ジュビロ磐田がJ1昇格を果たした3つの理由(2021.11.18 スポルティーバWeb)


 J2ジュビロ磐田は14日の第39節、アウェーの地で水戸ホーリーホックを3-1で下し、3試合を残して早々とJ1昇格を決めた。ドローでも昇格は決まったが、試合開始から積極的に攻め続け、前半12分に先制すると同15分に2点目、さらに後半にもダメ押しの1点を追加。今季の磐田を象徴するリーグ屈指の攻撃力で、昇格に花を添えた。
 J1を3度制した名門が、2014年に続く2度目のJ2降格は一昨年のこと。1年での昇格を誓って臨んだが、序盤から低迷が続くと、さらに厳しさを増した10月にスペイン人のフェルナンド・フベロ監督を解任した。代わって就任したのは、クラブOBで2002年にJ1制覇を果たした鈴木政一監督だ。同時期には日本サッカー界のレジェンドで元日本代表MF遠藤保仁も加入し、チームは一気に上昇に転じたが、序盤からの低迷が響き、首位争いに絡めないままシーズンを終えた。
 そして迎えた2年目の今季、まさかの開幕2連敗で出遅れたが、その後は順調に勝点を伸ばし、第21節に首位を奪取。その後何度かあった危機に首位を明け渡す場面もあったが、16戦連続負けなしと好調の流れを切らずに昇格をつかみ取った。


■黄金期を支えたレジェンドスタッフの力

 J1昇格が厳しくなった昨秋、クラブの小野勝社長が「J1にもう一度復帰するために最善の策」と送り出した鈴木新監督は、まず守備の改善から着手した。同時に就任した服部年宏コーチとは師弟関係にある。1990年代に築き上げた磐田黄金期に2001年から指揮を執った鈴木監督の下、服部コーチはDFとして戦いタイトルを手にした、いわばレジェンドコンビだ。
「ボールサイドで数的優位をつくっても、それが同数だったとしても突破される。3対1と有利な状況でもボールを動かされるが、本来はそこで奪わないといけない。その部分も同時に改善していく」(鈴木監督)
 就任時に指摘した明確なウイークポイントは徐々に改善されたが、結局昨年はたどり着かなかったJ1復帰。そして今季新たに加わったのが、クラブ黄金期に攻撃陣の中心だったゴンこと中山雅史コーチだ。昨年までJ3沼津で現役を続けていたが、指導者として12年ぶりに古巣に復帰。招聘した理由は、昨年J1昇格を逃した原因の一つである得点力不足を改善するため。シーズン終盤にチーム最多得点のFWルキアンがケガの治療のため戦列を離れるなど不運もあったが、何よりチーム全体を底上げすることが急務だった。
小野社長は「選手たちの能力を引き出すには、名前や実績、マインドや熱さを持った指導者が必要だ」と中山コーチの必要性を強調。鈴木監督も「選手にはいかにいい準備といい刺激を与えられるか。メンタルの強化や課題だった得点力アップにつなげたい」と、現役時代にがむしゃらプレーでゴールに向かい、得点王の実績もある新コーチに大きな期待を寄せた。
 中山コーチのキャラクターもチームに好影響を与える。1年での昇格を逃し沈みかけた雰囲気は、今季始動時から一気に改善された。そして全体練習後のシュート練習では、ゴールを奪う姿勢や動きの迫力など、ゴン魂を徹底的に植えつけた。
 成果はてきめんだった。昨年全42節で奪った58得点は、今季はわずか33節でクリア。第13節秋田戦から始まった連続ゴールは、昇格を決めた水戸戦まで27試合と伸ばし、ここまでリーグ最多71得点を誇る屈指の破壊力を身につけていた。
 そして鈴木監督の名将ぶりも昇格を加速させた。ブレない方向性を掲げ、好調を維持しても満足せずに、常に改善という言葉を口にした。といって、選手に威圧感は与えてはいない。主将のDF大井健太郎は「年齢の高い選手が多いこともあるが、自由にやらせてくれる。選手との信頼関係もあるので、監督のためにも、という気持ちでピッチに向かう選手も多い」と話し、和かムードで選手をけん引してきた。
 選手時代から長いつき合いの服部コーチも「厳しさもあるが怒鳴ることもなく、何ともいえないいい雰囲気をつくってくれる」と絶大な信頼を置く。その鈴木監督が10月下旬に体調を崩して入院すると、代行として指揮を執り「心がけたことは、監督がつくったいい流れを止めないこと。特別なことはしないで、これまでの雰囲気を変えないことだった」と話し、指揮を引継いでから4戦全勝で昇格に導いた。


■ゴール量産FWルキアンの献身

 得点ランキングでトップを走るブラジル人FWルキアンの存在感は、昇格まで右肩上がりで増している。昇格を決めた水戸戦まで22得点。2015年の昇格に貢献した元イングランド代表FWジェイ(現:コンサドーレ・札幌)のシーズン20得点をすでに超えている。
加入3年目を迎え、J1だった2019年からチームのエースとしてプレーしてきた。しかし途中加入だった1年目は、13試合に出場しわずか1得点。最前線のトップでプレーしたが、やや下がり目や両サイドライン近くに位置することも多く、いざ味方が中盤でボールを奪っても「前線に受ける選手がいない」と、チームメイトからの信頼度を勝ち取るまでには至らなかった。
 ルキアンにすれば「前線にボールが来ないから、下がってもらいに行った」とチームに貢献したつもりが、逆に周囲とかみ合わない部分を露呈し、それがお互いのストレスになっていたのだ。
 徐々に好転したのは、J2が舞台となった昨年だ。中盤が厚くなったことに加え、ルキアン自身も高い位置を保つ時間を長く保ち、スムーズな流れからゴール数を増やした。ところがシーズン終盤には、頸椎(けいつい)椎間板ヘルニアを患い手術。チーム最多の10得点を決めたエースの離脱は昇格にも響いた。
 そこから復帰した今季は、あまり貢献できなった昨季までの悔しさを晴らす思いでスタートを切った。自身が中心となって、試合前の円陣の中では「優勝、優勝」と仲間たちを鼓舞するのが恒例となった。
「今季の目標は明確で、一番は昇格すること。これまでと思いは同じだが、1試合1試合を決勝戦のつもりで臨んでいる。その昇格への思いが、目の前の試合に勝たなければいけないとなり、ならば勝つためゴールを決めなければならないとなる。その思いがいい結果を生むと信じて戦ってきた」(ルキアン)

その結果がゴール量産だった。サッカーキャリアの中で、シーズン最多得点は18だったが、その数字をあっさり超えた。
 そして昇格を目の前にした10月下旬には、リスペクトする鈴木監督が体調不良でチームを離脱。その出来事が昇格への思いをさらに加速させることになった。
「監督は選手にストレスをかけない人。厳しく管理する監督もいると思うが、何事にも自由にやらせてくれる。選手のことを思ってくれていることも伝わってくるし、外国人である自分にも分け隔てなく接してくれる。そんな監督のためになら、何でもできるという思いがある」(ルキアン)
 チームのために献身的に、そしてたどり着いた昇格だった。


■不可欠だったベテラン遠藤の存在
 昨年10月にG大阪から期限つき移籍で加入した遠藤。半ば昇格を諦めかけていたチームを蘇らせ、奇跡の逆転昇格もあるのではと可能性を持たせた。かつて日本代表をもコントロールしていたレジェンドの残留は、J1昇格を目指す磐田には最大の好材料だったはずだ。
 その遠藤は自身初めてとなる故郷・鹿児島でのシーズン前キャンプに参加。その初日となった1月28日に41回目の誕生日を迎えると、自身に言い聞かせるように今季の明確な目標をメディアに明かした。
「今年最大の目標はJ1昇格達成。長いシーズンなのでいろいろなアクシデントは起こると思うけど、目標を達成して笑顔でシーズンを終えたい」
 いろいろなアクシデントという言葉に大きな意味はなかったはずだが、早速船出から予想外の展開に見舞われた。まさかの開幕2連敗発進だ。22チーム中20位という数字に周囲は驚きを見せたが、そこは百戦錬磨のベテランだけに焦りなど見せない。その空気感は若い選手にも伝わった。
 そこから、チームが完全回復しないうちに2度目のアクシデントが起こった。先発出場を続けていた第5節に足をねん挫し、次節ファジアーノ岡山戦はベンチ外となったのだ。頼みの司令塔の不在が大きなマイナスになると思われたが、鈴木監督の「ここで無理をするよりも、しっかり治したほうがいい」という冷静な決断だった。その窮地を救ったのもまたベテランである。代役としてプレーした元日本代表MF今野泰幸が、今季初の完封勝利に導いたのだ。
「バランスを見てポジショニングを取ったり、今野らしさを見せた。センターバックが得意という認識だったが、ボランチでもすばらしい」と指揮官は絶賛した。

遠藤はそこから7戦連続で欠場したが、他の選手たちの踏ん張りで5勝1分1敗と周囲の予想を超える成績で乗り切り、チームは順調に順位を上げた。そして先発で復活した第14節群馬戦では、自身の24年連続得点となる決勝弾を決め、今季2度目の完封勝利で完全復活を印象づけた。
「ここまでもこれからも支えてくれる皆さんのために、どんどん伸ばしていければと思う」
 衰え知らずのベテランが、さらなる記録更新に意欲を覗かせた。
 第11節以降の29戦でわずかに1敗。この14節にはすでに負けない磐田として走り出していたわけだが、この後もピンチは訪れる。DF伊藤洋輝の海外移籍や主力組の相次ぐケガなどで、守備のバランスが崩れたことが要因か、失点が増え第22節から3戦連続勝ちなしと失速したのだ。しかし遠藤は第25節から2戦連続ゴールでチームを再び上昇へ導く。そして16戦連続負けなしとクラブ記録を更新したままJ1昇格を達成した。
 昨年よりもはるかにスムーズなサッカーを展開し、鈴木監督が理想としてきた「ボールをつないで相手を動かし、そこからチャンスメイクして仕掛けて勝つ」というサッカーは成熟期を迎えたが、そこに不可欠な存在がいうまでもなく遠藤だったのだ。
「おそらく遠藤がいなければ、このサッカーはできなかった。遠藤がチームに加わった頃、磐田の選手たちは相手のプレスに怖がって簡単に蹴りだすだけだった。それが今では最終ラインからしっかりとボールをつなぐことができるようになった。ビルドアップのレベルも間違いなく上がっている」
 そして遠藤は昇格を決めた試合のあと、目標達成できた理由とチームの後輩選手の成長ぶりをこう表現している。
「慌てずに90分間プレーできるようになった。とくに負けているときに多かった雑なプレーも少なくなった。どう試合を進めたらいいのかも、いまは全員が共有できている」
 昨年10月の加入から1年1カ月。チームを常勝軍団へと成長させた遠藤の功績は大きい。
 名門磐田は昇格という最大の目標を達成したが、もう一つ大きなミッションがある。J2優勝である。3季ぶりに復帰するJ1の舞台で対等に、いやそれ以上の戦いを演じるためにも、タイトルを引っ提げて挑むことが最低条件だ。

◆「今の代表にいたら…」 遠藤保仁の多彩な“芸術的キック”に脱帽の声「お手本プレー」(2021.11.19 フットボールゾーン)

 元日本代表MF遠藤保仁はジュビロ磐田のJ1昇格に大きく貢献したなか、華麗なキックなどを集めたプレー集をJリーグが公開し、「今の代表にヤットさんがいたら…」「お手本みたいなプレー」と脚光を浴びている。
 現在41歳の遠藤は2020年10月にガンバ大阪から磐田へ期限付き移籍し、1シーズン目は15試合2ゴール。そして今季は開幕からスタメンに名を連ね、コンスタントに出場するとチームも勝ち点を着々と積み重ねていく。11月14日のJ2リーグ第39節・水戸ホーリーホック戦で3-1と勝利し、3試合を残してJ1昇格を決めた。
 Jリーグ公式SNSは「類い稀なゲームコントロール力で試合を支配! #遠藤保仁 選手プレー集 J1リーグへの昇格を決めた #ジュビロ磐田  #遠藤保仁 選手のプレーをピックアップ!」と綴り、遠藤の卓越した職人技が光る厳選プレー映像を投稿している。
 正確無比のキックは健在で、コーナーキックやフリーキックをはじめ、ふわりと浮かせた絶妙なクロスやスルーパス、華麗なボレーシュート弾の瞬間などが収録されており、試合を支配したベテランの妙技が際立つ。
 ファンから「今の代表にヤットさんがいたら、古橋選手の抜け出しに1本のパスで点が取れるのに…」「サッカーはパワーじゃないのお手本みたいなプレー」「ガンバに戻るか、磐田残留か気になる」などのコメントが寄せられており、日本代表でのプレーが見たいという声も上がっていた。





ヤット大先生41歳★スーパープレイ更新中!

京都戦での
右足アウトサイドでの
ダイレクトパスも加えていただきたいっす!

後方からのらりくらりと試合を操り
チャンスとみれば
ゴールに直結するファンタジックなパスを繰り出す
サックスブルーの「策士」

常に安定したメンタルとプレイ
そこに居るだけでチームに安心感をもたらす
誰よりも大きな「背番号50」
ヤット大先生のジュビロへの貢献度はハンパない

今シーズンのジュビロJ1昇格までの道程には
「運」と呼ばれるものの存在
昇格への追い風を強く感じた

チーム的にちょいやべー状態になっても
そのまま落ちることが無く
なぜか助けが入り、好転し、上昇する…

チームが運を味方に付ける
きっかけとなったのは
大きな「変化」

昨シーズンのマサくんとヤット
今シーズンの新メンバー&ゴンちゃんコーチの加入
それによるルキアンの覚醒だね。



「5分あれば3点入る」

「勝負は笛が鳴り終わるまで諦めてはいけない」



これまでいくつかの
サッカーの試合を観て得た
haka的サッカー(だけに留まらないかも)哲学に


「出会いも才能のひとつである」

「年齢は記号でしかない
人はいくつになっても成長できる」

「変化の先に進化あり」




今シーズンのジュビロ&ヤットの姿から
この三つが
新たに追加されました。





*****


◆「やっぱり敵わない」 磐田MF今野泰幸が語る“相棒”遠藤の偉大さ「見ているだけで…」(2021.3.7 フットボールゾーン)


■日本代表、G大阪時代からコンビを組む遠藤を称賛

 2019年夏にJ2ジュビロ磐田へ加入した元日本代表MF今野泰幸は、今季3シーズン目を迎える。昨季の負傷からの復活を目指すなか、日本代表とガンバ大阪で長年共闘した“相棒”MF遠藤保仁の期限付き移籍延長が発表された。またヤットさんと一緒にやれる――。リハビリを終えて全体練習にも合流しているなか、今野は高まる関係性への期待を明かした。(取材・文=Football ZONE web編集部・小杉 舞)
 「驚きしかなかったですね。またヤットさん(遠藤)と一緒にやれるとは。でも来てくれて本当に助かりましたね。ヤットさんとやれるということは、自分もまた成長できる。見習うところがたくさんあるので、一緒のピッチに立てて、一緒のチームになれて、本当に嬉しかったですね」
 昨季途中、日本列島に衝撃のニュースが走った。G大阪に20年在籍した遠藤が、磐田へ期限付き移籍すると発表。移籍後すぐに主力として活躍し、15試合2得点でシーズンを終え、今季も引き続き磐田でプレーすることが決まった。
 2019年夏に7年半在籍したG大阪を離れ、磐田に加入した今野は再びの“タッグ”に歓喜。日本代表やG大阪でともにプレーし、ダブルボランチのコンビも組んでいた“相棒”との再会は事前に遠藤から知らされていたという。
「俺、移籍の話は大体ネットニュースで見るけど、まだ(表に)出ていない段階でヤットさんから直接連絡が来た。『もう(磐田に)行くかもしれない。まだ誰にも言わないで』と言われたから、心の中に閉まっておいた。誰にも言わずに、黙って」
 昨年10月5日、遠藤の移籍が発表され、翌6日に練習へ合流。久しぶりに遠藤と同じピッチに立ったが、そこで今野は再び驚くこととなった。
「ヤットさんは変わらない。初日の練習からマイペースぶりを発揮していたし、緊張しないんですよね。いつも通りのヤットさんだったし、その雰囲気でジュビロのメンバーを巻き込んでいく。凄いですね、本当に。ヤットさんのチームみたいになったし、初日から存在感抜群でした。やっぱり敵わないなと思った」
 2012年、今野はFC東京からG大阪へ加入。だが、1年目にクラブ史上初のJ2降格を味わった。悔しさ、悲しさ、絶望に打ちひしがれる今野の横で寄り添ってくれたのが遠藤だった。10年には南アフリカ・ワールドカップ(W杯)、14年にはブラジルW杯メンバーにともに選出。ブラジルW杯イヤーだった14年にはG大阪でJ1昇格初年度での国内三冠を達成した。今野にとって遠藤は、常に刺激を与えてくれた存在。それは今でも変わらない。
「ヤットさんは技術がずば抜けているので、どこにボールを置くとか、攻撃面でもどうやったら点を取れるのかということを常に考えている。普通、選手はどうしてもボールを取られないことを考えたり、何とかつなぐということを考えてしまうけど、ヤットさんはその先を見ていて、どうやってゴールを狙うかということを常に考えている。そのために逆算して動いている。あの雰囲気は見ているだけで勉強になりますね」

■ボランチに遠藤がいる意味…「攻撃面ではだいぶ変わった」「スイッチを入れてくれる」

 昨季、遠藤が磐田に加入した10月10日第25節・松本山雅FC戦(0-0)以降、6試合連続で負けなしをマーク(4勝2分)。負傷から復帰した今野も同じピッチに4試合立った。今野自身、第28節東京ヴェルディ戦(0-0)で相手と接触し、離脱を強いられるまでの4試合だったが、遠藤の存在の大きさを肌で感じた。3バックの一角として出場していた今野にとって、一列前にいる遠藤は頼もしかったという。
「一つ落ち着かせるところができたので、ポゼッション率は格段に上がったし、ヤットさんが入ってきて際どいパス、相手を崩すパスがだいぶ増えた。だから周りも生きてくる。攻撃面ではだいぶ変わったと思う。(守備面でも)しっかりポジショニングを取ってくれるし、ポジショニングに間違いがない。それにヤットさんがプレスの一番手になってくれるので、(攻守の)スイッチを入れてくれる。わざと二度追いとかして。そういうスイッチを入れるのも上手い。だから守備面もセンターバック(CB)として見ていて、『ヤットさんが行ったから行こう』とやりやすくなる。ボールの位置や相手の位置によって、とにかくポジショニングを変え続けてくれる。僕だけじゃなくて、みんな助かりますね」
 今季も続く遠藤との“タッグ”。今野は昨季、東京V戦で右膝を負傷したが、現在では全体練習にも合流しコンディションも上々。ピッチに復帰する時まで全力を尽くしている。J1昇格を目指す今季。41歳となった遠藤と周囲もさらに連係を深め、進化する姿を見せる。
「ヤットさんのプレーをみんなも理解しているし、ヤットさんが(ボールを)持っている時に(パスが)出てくるぞ、というのはみんな分かっている。だからやっぱり攻撃の質、バリエーションは去年より増えるんじゃないかという期待感はある」
 2月28日に行われたFC琉球とのJ2開幕戦には0-1で敗戦。遠藤は自身がもつ記録の22年連続となる開幕戦の先発出場を飾り、今野はベンチ外だった。それでも、今季は始まったばかり。ここから磐田の逆襲が始まるはずだ。




開幕間もなくの頃の記事ですが
改めていま読むと感慨深い…

忘れもしない
2012年12月1日
(ヤット大先生、大殺界の年)

ヤットと今ちゃんが所属していた
ガンバ大阪がJ2降格した
ヤマハスタジアムでのジュビロ磐田戦

あの日あの時
青黒のサポーターに囲まれて
ヤマハスタジアムで泣いていた
9年前の私に教えてあげたい。

W杯ゴールの「正夢」を見るほどに
深くどこかで繋っている
ガンバのヤットと今ちゃんは

翌年にJ1に戻り翌々年には三冠達成
さらに数年後にはジュビロの一員として
また「ここ」に戻ってきて

共にサックスブルーの制服を着て
J1への扉をこじ開け
前に進んでいくんだよ、と。













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最終更新日  2021.11.20 11:54:26
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・「アイスダンス&みどり表彰式」


・「宇宙戦隊オダリン」


・「ミッション・インポッシブル」


・「男子フリー最終グループ」


・「オペラ座の怪人の夜」


・「パジャマ小僧見参」


・「フィナーレ」


★oh!darling!観戦記。


・「宇宙戦隊オダリンふたたび」(JO1)


・「キスクラウォッチング」(JO2)


・「汗と寒さの新横浜」 (PIW1)


・「千両役者・エロクサーヌ」(PIW2)


・「ニューシネマパラダイス」(PIW3)


・「箒星」(PIW4)


・「ダーリンダーリン」(PIW豊橋)


・LAST SEASON@2013年「PIW」


・LAST SEASON@2013年「DOI」


・LAST SEASON@2013年NHK杯1


・LAST SEASON@2013年NHK杯2


・LAST SEASON@2013年「GPF」


・LAST SEASON@2013年全日本1


・LAST SEASON@2013年全日本2


・「NOI」~信成オンアイス開幕!~


・NEXT SEASON@現役引退・プロ活動編


★FORZA!YATTO!!


・ヤミハスギテヒカリトナル。


・途切れぬ夢。


・蒼き狼たちの群れ。~日本代表の記憶~


・南アフリカへの道(1)~ROAD TO 2010~


・やっと手にした瞬間に。~北京五輪OAを巡る50日の記録~


・南アフリカへの道(2)~ROAD TO 2010~


・ガンバの大冒険!~2008ACL編~


・続・ガンバの大冒険!~CWC編~


・続々・ガンバの大冒険!~天皇杯編~


・南アフリカへの道(3)~ROAD TO 2010~


・南アフリカへの道(4)~ROAD TO 2010~


・南アフリカへの道(5)~ROAD TO 2010~


・ガンバの大冒険ふたたび~09秋編~


・ガンバの大冒険ふたたび~天皇杯連覇編~


・南アフリカへの道(6)~ROAD TO 2010~


・南アフリカへの道(7)~ROAD TO 2010~


・南アフリカへの道(8)~ROAD TO 2010~


・南アフリカへの道(9)~ROAD TO 2010~


・南アフリカへの道(10) ~ROAD TO 2010~


・いちばん楽しい場所~W杯は虹の国1~


・いちばん楽しい場所~W杯は虹の国2~


・いちばん楽しい場所~W杯は虹の国3~


・いちばん楽しい場所~W杯は虹の国3~


・いちばん楽しい場所~夢のエピローグ~


・超!独シリーズ「南アフリカW杯」編。


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