老いてこそ勉強

１０月３日・晴れ時々曇り。

２４度。

４００７歩

朝日が差し始めたベランダで洗濯ものを干そうとしたら

なんと生まれたばかりのアカタテハが来ていた。

慌ててカメラを取りに行き、撮影開始。

離れたところからそっとソット近寄り、逃げられても

いいように、ずいぶん手前から写し始め、しずしずと体を

動かして近寄る。羽を広げてくれと思うと、羽を広げ

体の角度を変えて、「さあ、写して」と言わんばかり。

朝の陽を体に浴びてアカタテハしばらく我の近くで憩う

昨日は嫌な思いを押し殺して、この蝶の毛虫を写した。

エーと、『カラムシ』この言葉がまだすぐ出てこない。

カラムシの葉は見事に食べられ、３匹が競うように

残りの葉を食べている。

私も首のあたりが見ているだけでかゆくなってきた。

（毛虫嫌いな人ごめんなさい。）

そして今朝、この個体ではないけれど、翅も真新しい生まれたての

アカタテハが挨拶に来てくれたように感じてうれしい朝だった。

ああそれなに、がっかりの午後です。

朝食後片づけをして新大工方面へ。

新大工のシーボルト通りはいつになく人が多く活気に満ちていた。

人々は店の軒先におくんち祝いの紋付き暖簾をとりつけたり

孟宗竹を切ってきて、店さきや、店の内部を一部其の為にあけて

そこに、樽酒、ビールの箱を積み上げ。花を大きくいけ

神様にお供えするものを置く三方を置いたり、準備に老若男女

がおおわらわ。それらを写真にとったりして、私も意気揚々として

帰って来て、パソコンに入れようとして、

またやってしまったことに気が付いた。

CFカードを今朝、蝶を確認したまま、そのままに。

空のカメラを持って写してきたわけだ。

ああ残念なり。これで何度目！そう３回目。

まだまだやり直しはきく。明日、もう一度写しに行こう。

きっと明日は完成して今日よりいい写真が撮れることだろう。

これは昨日の撮影。左の羽根下がちぎれている。

これはカメムシだろうか？

英語の勉強。

日本の名詩、英語でおどる！

著者・英訳・アーサー・ビナード

石垣りん

花

夜ふけ、ふと目をさました。

私の部屋の片隅で

大輪の菊たちが起きている

明日にはもう衰えをみせる

この満開の美しさから出発しなければならない

遠い旅立ちを前にして

どうしても眠るわけには行かない花たちが

みんなで支度をしているのだ。

ひそかなそのにぎわいに。

英訳

In the middle of the night, I awake.

There in the conner of my room,

the chrysanthemums stand alert.

Tomorrow, their big blossoms will show

the first signs of decline―the beauty

of full bloom is their starting point―

and with such a long journey ahead,

they have no time for sleep,

absorbed in making preparations.

Their stillness is alive.