「7年前の飲食店業界」
「男性がお金を使うようになっている」「東京に拠点を置く企業のお金の使い方が派手になってきた」これは、飲食店業界の情報誌「日経レストラン」が2006年1~4月期に行った、「客単価別 自店の売上高評価」に関するアンケート結果の一部です。「7年前、あの頃は良かったなぁ」そんな風に懐かしく感じる人も多いと思いますが、果たして本当にそうだったのでしょうか。というのも、同調査では、こんなデータも合わせて報告されていたからです。「客単価5001~10000円以下の店では、『以前に比べて増収した』割合が12.9%。これに対して、客単価1000円以下、1001~2000円以下の店では、『減収した』割合が30%を超える」「客単価の高い店は、低い店に比べて業績が好調である」同調査では、そんな風に分析されていました。これは、飲食店の経営者が頭を悩ませる客単価の問題について、今でもとても参考になるデータの1つだと思います。それにしても、飲食店の経営者というものは、いつの時代も同じような悩みを抱えているものなんですね。「今の時代は…」そんなセリフは実は通用しないのだと、改めてそう感じました。それぞれの時代で、多少の条件の違いはあっても、それは飲食店の経営に関して言えば「誤差」のようなもの。時代のせいで売れるとか売れないとか、そんなことではないのだなと思いました。たしかに、時代によっては、物価も消費者の考え方も大きく異なります。でも、それは昔から変わらないことなのだと考えることも大切だと思うのです。女性がお金を使う時代なのか、男性がお金を使う時代なのか。いずれにしても、お客様の動向をしっかり見極めて、適切な対応をすることが大切だと思うからです。いつの時代にも、業績が「良い」と回答する店がある一方で、「悪い」と答える店があるのです。「7年前の飲食店業界」飲食店業界の過去を振り返ってみることで、私たちは何かを発見できるかもしれない、私にはそんな気がしています。「明日のために、過去に学ぶ」みなさんも一度、試してみてはいかがでしょうか。■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□シナジアスグループ (株)フードナビ 浜焼太郎FC本部 (株)イートリンク とんかつ屋豚トンFC本部 (株)東京水産 鮮魚・精肉・酒類 卸 (株)MACP WEB戦略 CEO 渡辺大河 DaigaWatanabe■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□