アジュンマＧＯ！ＧＯ！

在韓奥さんの皆様、チュソクお疲れ様でございました。


長男の嫁が召使のごとくこき使われるチュソクでございますが、
韓国に来て以来

・韓国に来たばっかりだから
・外国人だから
・妊娠してるから
・赤ちゃんがいるから


なんだかんだと、ずっと兵役免除で来た私。

今年こそ徴兵されるのかと覚悟しておりましたら、
旦那の親族はこういう行事は簡素化していく方針らしく、
私は今年も免除。

チュソク当日は、旦那のみ親戚まわりをして
私は昼まで寝てました・・・。


んでもって、夕方からシデク（旦那の実家）に続々と集合する
小姑１号＆２号一家。

１ヶ月前に出産したばかりの１号はともかく、２号のドーヤンちゃんは
朝から旦那の実家でこき使われたらしく、かなりのお疲れモード。


ここでも、いつもなら前日から準備した料理をみんなで食すところですが
すべて簡素化モードの旦那一家は、いつもの晩御飯。
汁物と御飯とキムチ数点。　以上！
拍子抜けするくらいの普段の晩御飯風景でございました。


さて、最近の凛さん。

「○○する人～？！」

と聞きますと、

「はーい！」

と、手を上げて元気に返事します。



たとえば


「納豆、好きな人ー！？」



「はーいっ！」



注：黒いのは黒豆納豆です。


ってな感じで。


これをいたく気に入った旦那、毎日しつこいくらいやらせます。

ちなみに、凛さん本人は質問の意味を理解している訳ではなく、
最後の「人ー！？」の部分の語尾を上げる所に反応するようで、
韓国語でも、英語でも、何語で聞いても返事します。


とは言うものの、やはり日本語に対する反応が一番良いので
旦那も

「パパとお風呂入る人ー！？」

などと日本語で聞いておりました。



で、チュソクの日。

実家でみんなを前に


「みんなー！　ちょっと見ててー！」


と、自慢げに凛さんの芸を披露しようとした旦那。


「パパとお風呂入る人ー？！」


を、韓国語で質問いたしました。


で、凛さん


無反応・・・・。


何度やっても無反応・・・・。


しかたなく、私に向かって

「ねー、はむ太郎！　日本語で言ってみてよー」

と旦那。


ふんっ。しかたないわね。
遂に私の出番ね。

よく見ておくのよ皆の衆。


意気揚々と

「ママとお風呂入る人ー！？」

と日本語で言いましたら


「はーーーーーいっ！」


と両手をあげて返事した凛さん。


「きゃーっ！かわいいー！」

と、大盛り上がりの皆さん。


ふんっ、大和魂を見せてやったわ。


そんな中、一人憮然とした表情の方が約一名。

はい、シオモニでございます。


凛さんが日本語に反応したのがおもしろくなかった模様。


も～、いいやん。
ただの余興なんだからさ～。
そんな赤ちゃんのやることにいちいち反応せんでも。


その後、凛さんに「○○したい人ー！」的な質問を
韓国語でしまくる皆さん。

今度はちゃんとお返事する凛さん。
皆さん、またもや大歓声。


とは言うものの、お返事は「はーい（日本語）」ですので


「ネー（韓国語）って言いなさい」

と、横から水を差すシオモニ。


まったく子供なんだから～。


っていうか、皆さんかなりしつこいです。

「キムチ好きな人～？」
「ミルク好きな人～？」
「御飯食べる人～？」


さすがの凛さんもお疲れモードで、返事しなくなりました。

このチュソクで一番疲れたのは、嫁の私でも長男の旦那でもなく
凛さんかもしれません。



ところで、当日凛さんが着てたのは私が作った服だったのですが
それを見た小姑２号ドーヤンちゃん


「お義姉さん、このパンツなんていくらくらいで
　作れるのかしら？」


「そうね～、布代で言うなら、３００円くらいだわね」


「えー、そんなに安く作れるのー？
　じゃ、いっぱい作って１万ウォン（約９００円）で売ればいいじゃんー！」


わーい！

原価の３倍もチャージしちゃっていいのかしら～。
なんだか悪いわ～。



・・て、グオラッ！


材料費は３００円だけど、手間隙かかっとるっちゅーねん！
っつーか、ミシン買ったり糸買ったり、初期投資もしとるんじゃ！

っつーか、９００円って、西○屋かよっ！


ったく、ムカつくわね。


ってな訳で、ドーヤンの息子ジェミにパンツ作りました。



前から見ると、普通のパンツですけど、
後ろから見ると・・・




ドクロべェだべ～



普段、ジェミにはラルフローレンだとか、バーバリーなんか着せてる
ドーヤンにとって、子供にドクロ柄のパンツはありえない選択。

そんなことは百も承知で。


「ゲッ。
　嫌だわぁ・・・。
　お義姉さんったら、こんなドクロ柄のズボンくれて・・・。

　どうしようかしら・・・。

　でもお義姉さんの手前、着せなくちゃまずいわよね・・・」


なーんつって気使って着せるがいい。
小姑よ。