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カテゴリ:彷徨
出張を兼ねて故郷、北九州市の地を踏む。
去年の秋から、母は痴呆症のため一人暮らしが困難となり、市内のグループホームに 入所している。 駅からかなり離れた場所にあり、電話をすると職員の方がわざわざ出迎えに来てくれた。 車の中で、少し話をする。 母は、基本的には元気で畑仕事や食事の支度などを手伝ったりしているが、 短期記憶が出来ない状態との事。 施設に着くと、母が玄関に出迎えに来てくれた。 喜んでくれているが、 「連絡のひとつもせんで・・・」とこぼす。 私は前日電話で連絡をし、職員の人にも訪問する旨を伝えていたのだが・・・。 「今夜はここに泊ればいいのに。」(ホテルをすでにとっている) 「お昼ご飯を食べていけば?」(私が到着したのは夕方の5時過ぎ) 「○○(ダンナ)さんは?後から来るの?」(私は一人で来たと話した) 「お金やりたいけど、お金下ろしてないんよ。あんたいきなり来るから・・・」 「お母さん、今朝レンゲを摘んできて生けたんよ。きれいやろ」 滞在2時間ほどの間に、10回づつぐらい繰り返す。 上記のような内容なら、何とか相手ができるが、 「(ヘアブラシなど)隠しておかんと、誰か盗っていくんよ」 という発言は、やはり聞くのが辛い。 母が隠した場所を忘れているだけなのだが・・・。 「あんたが東京行くのを聞いて、ばあちゃん(母の母)が怒鳴り込んできたんよ」 との発言も辛い・・・。(しかもその頃、祖母は入院中だった) 自分の母親が苦手というのは、罪なのだろうか? 「明日、東京に戻る前にまた寄るからね。」 と言って、施設を後にした。 久々にゆっくり歩く小倉の街は、母と同じように変わってしまっていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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