テーマ:介護・看護・喪失(5317)
カテゴリ:義父の事
予約した美容院へ行くため、母に「着替えしようね」と話す。
母「寒いから、着替えない」 私「もう予約したから、待ってるよ」 母「花ちゃん綺麗な髪だね、長い髪、大好き!」 私「それじゃ、切らなくて良いからシャンプーしに行こうね」 「行く」と言う言葉に反応したのか、 母「行くの?じゃあ美味しいもの食べに行こうよ。」 は~と思ったが。 私「そうだね、じゃあ着替えようね」 母「なんで?」 だからさ~・・・ やり取り聞いてた主人がまたまた切れた。 「良いから、早く着替えなさい」っと! 寒いから~とか何とか言ってたが、無理やり着替えさせてしまった。 たかが美容院へ行くのに、こんなに大変なんだ。 父に連れて行けというのは無理な話だ。 すったもんだしてやっと美容院に着く。 母を一目見て先生が、「大変ですね。これからもいつでも良いですよ」と言ってくれた。 美容院の先生。ご自分のお母さんも認知症らしく、すごく理解が有った。 だから、すぐ引き受けてくれたんだと思う。本当に感謝です。 あの、ひどい頭をですよ・・・ぞお~ 美容院から帰ると、私は、疲れ果ててしまい、「ご飯食べて行け」と言う父の言葉を無視して、「子供が待ってるから」と言い、主人と帰ることにした。 今考えると、父母のご飯ぐらい作って帰るべきだったのだ。 綺麗にカットした母を見て、父はとっても喜んで、 「花ちゃんありがとな」って何度も行ってくれたのに・・・(鬼嫁だ!) 帰宅途中主人が「あれじゃ駄目だな。悪いけど少し行ってくれるか?」と そう来ましたね・・・と思ったが、「そうだね、そうするよ」と返事。 次の日、私の予定では、午前中に家の片付けを済ませ、お昼頃出かければ、午後一で着くな、と考えていた。甘かった。 朝から、電話。 当然父から。 母が近所の家に上り込み、「ここは自分の家だから帰らない」と言ってる。 その住人は、激怒してる。仕方なく、母を叩いたが、どうにも動かないと・・・ ぎゃ~。あの大人しい父が母を叩いたって? こりゃ~只事では無いと思い。すぐ行くと返事した。 それでも、1時間の道のりだ。 朝だった為、通勤帯と重なり結局1時間半ぐらい掛かってしまった。 家に着くと、何やら父が、通路を掃除している。 母の騒動はどうしたんだろう?と思いながら、 「お父さん。お掃除してどうしたんですか?」と尋ねてみた。 父「いや~参った~。う○こした~」と。 最初何を言っているのか理解できなかったのだが、つまり、一悶着した後、母は出て来たのだが、自分の部屋に入らず、廊下をウロウロしていたとの事。 チョッと目を話した隙に、その入り込んだ家の玄関前の廊下に「う○こ」をしたというのだ。なので今掃除をしていると・・・ げえ~。なんてこった。 当の本人は?と思ったら、部屋で昼寝してた。父かわいそう。 だからと言って母を怒るわけ行かないので、掃除を手伝い(殆ど終っていたが)終了後部屋に入った。 そうだ、せっかく早く来たのだ。 あのゴキブリが気になるので、部屋の掃除をするよと言った。 父「悪いな~花ちゃん。じゃあ、掃除の邪魔になるから、俺は下の花壇に居るから」と言って、出て行った。 そう父の趣味は植木なのだ。いつも花壇の手入れに余念が無い。 さあ~と気合を入れ、掃除を始める。(母は、そこいらで横になっていたが無視) 部屋の端に洋服の山。洗濯もしなきゃと思い。衣類をより分けていた。 げえ~。。。 このパンツ、「う○こ」漏らした後、すでに乾いてカピカピだ~ こっちもだ~。全部母の・・・。 そう、汚れた下着などを隠していたのだ。 どうしようかな?なんて考えず、即、廃棄処分にした。 いくつか洗濯した物が有ったので、タンスにしまおうと思い引き出しを開ける。 げえ~。 こっちもだ。ここにも廃棄処分品が有る。 もしや押し入れは?と思ったら案の定。布団の横に廃棄処分品。 これじゃ、ゴキブリさんウジャウジャ当然ね!納得。。 後で分かった事なのだが、 さっきの家(2軒隣)には、母と同じぐらいの年代の人が、1人で住んでいる。 母がこうなる前は、それなりに仲は良かったらしい。 向こうは女一人。何かと父が相談相手になっていた。 ところが、母はおかしくなると、2人の立ち話を見ただけで、敵意を示したらしい。 なので、何かにつけ、その家に行っては嫌がらせをしているようだ。 本人の認識は分からぬが・・・ こんな状態になってもやきもちは有るのかな~と思ってしまった。 この時点で、私の中ではまだまだ「母は話せば分かる」と、思っていた。 もう、無理だったのにね・・・ つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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