コミュニティで空き巣さんが教えてくれたこと
我が担当地域で、空き巣が一度に5件も起こりました。すぐに「空き巣発生」の回覧をまわしましたが、その年は他の役員さんの担当地域でも空き巣・車上狙い・車盗が頻発し「何か他の解決策を。」という声が聞こえていましたので最寄の交番に相談に行き、そのお話をまとめた「空き巣対策」を全戸配布いたしました。以下にその概要を載せます。************************************************************「空き巣対策」*「空き巣に狙われやすい住宅」は「全ての住宅」 一般に「新しい家」「角地に建つ家」「見通しのよい家」は、空き巣に入られにくいと言われていましたが、今はあまり当てはまらないそうです。新しい家は家電製品等を根こそぎとられるようです。最近では携帯電話を使い二人組み以上で「車の中で外を見張る役」、「家の中を物色する役」に分かれての犯行が顕著になっています。つまり、全ての家が狙われているのです。*「空き巣に入られやすい時間帯」は「一日中」空き巣はこの春日井市内に相当数いるそうです。どの空き巣も、自分がかつて「犯行に成功した時間帯」を再び繰り返す傾向があり、その時間帯は「午前中」「午後」「夕方」「夜中」等と多岐にわたっています。空き巣の数だけ、「入られやすい時間帯」があると言えます。*「ピッキング」より、「窓やぶり」 ピッキングによる玄関からの侵入の被害がクローズアップされていますが、これは主にマンション等の集合住宅が多く、空き巣の90%が窓ガラスを壊し中の鍵を開けて侵入するようです。対策としては、・「窓の補助錠は上部に取り付ける」 空き巣は鍵をあける時目立たないように、立ち上がるのを嫌うので窓の上部に補助錠(ホームセンターで購入可。1000円位から)があれば諦めることがあるそうです。・「窓際にソファー、植木鉢など、障害物を置く」 空き巣が侵入する際は極力音を出したくないので、窓際に物が置いてあるお宅は避ける傾向があるようです。*「留守だと思わせない!」 空き巣は当然「留守かどうか」下見をします。留守にする際は、 ・「部屋の明かりをつけ、ラジオ、TVなどで音を出す。」・「新聞、郵便物をためない」・「洗濯物を外に干しっぱなしにしない」 空き巣は洗濯物が乾いて夕方以降も外にあるのをみて留守と見なしたり,洗濯物の濡れ具合で住民の帰宅時間を判断したりしているようです。*「空き巣に警戒心を起こさせよう!」・「センサー式照明を取り付ける」人が近づくと自動的に明かりが付く照明で、ホームセンター等でも比較的安価(3000円位から)に購入でき、電源が外になくても使えるそうです。・「見慣れない人の顔、見慣れない車のナンバー、色を覚える」・「住民同士、知らない者同士でもあいさつをかかさない」全ての人が顔見知りの地域では 空き巣は少ないと言われています。警察の方のお話でも「人の目が一番大切。あいさつし、事に参加し、お互いの顔をつなぐことが、犯罪防止に最も効果的」とのことでした。以上のアドバイスはご指導いただいた警察の方が「実際に自宅で行っている」ことでもあります。空き巣対策に万全、ということはありえませんが、各自対策をたて、被害を最小限にとどめましょう。そして、「自分達の町は自分達で守る」という心がまえで防犯に協力し合いましょう。 ********************************************************空き巣とハッピーがどう結びつくのかは次でお話します。