みかん日和。

くいだおれ閉店のニュースが駆け巡ったのは
春のことであった。

別に彼がいなくても、日常、何も困らない。
しかし、居て、当たり前。
そんな彼が居なくなる？
ひとつの時代が終わる、そんな感覚さえ呼び起こす。
昭和の大スターが逝った時、
ひとつの時代が終わった、とか、言っていた。
まさにあんな感じ？

イヤイヤ、大げさななどといわれては困るのである。
関西人、kammaki、わざわざくいだおれ太郎に会いに行くことはないが、
たまたま通りかかった時、
彼の顔を見れば、
「元気でやってるか！？」ってな、気持ちで、彼を見つめていたのである。
その彼に、たまたま会うことがなくなるのである。
それはもう、とてつもなく恐ろしく寂しいことなのだ。

駄々猫隊長も同じく熱い思いを秘めておられ、
太郎に会いに行くぞ、という事なので、
同行させていただくことに。
最後に、わざわざ会いに行ってみよう、そう思ったのである。

大阪周遊パス2300円なりを購入し、豪遊もしちゃおう！
まずは、天神橋筋六丁目、大阪くらし今昔館に行く。
電車賃、270円、入館料600円。
ここは、大阪の江戸時代の町を原寸で再現、
明治以降の近代化の波にのった町をジオラマで再現してある。
天神祭りの一日を過ごせるように設定してある。
キッパリ言おう、人がいなかったら怖い。
夜は暗いので、一人で、人気のない民家、しかもよそんちにいると、
相当怖いのである。

昔、大阪にこんな楽しい町があったらしい。
新世界、まさしく新世界・・・。
ルナパークと呼んだらしい。
この時代、日本一の発展した町だったらしい。
言ったもん勝ちやん？と思わないこともないけど。

このあと、谷町四丁目にある、
大阪歴史博物館へ。
駆け足。走り回ってみる。
20分ほどで見た。機会があれば、また行ってもいいけど、
行かなくてもいいかな？

難波の宮を再現した１０階をスタート。
これまた、人がいない・・・。

オイオイ、大丈夫かよ、大阪市。

そのあと、隊長との待ち合わせ場所、なんばへ。