読売書法展入選裏話?(笑)
25日の日記、分かりづらくてすみません…。あの日は、あまりに、びっくりして、先生から読売書法展入選のお電話をいただいたあとも、部屋で一人で、ずーっと、『え~~~~、え~~~~、え~~~~!!』と言っていました。(あやしい。)===思い起こせば、今年の三月。いつも読売書法展のための作品に取り掛かる時期。先生から『今年は休んでもよいですよ。』と言われました。先生としては、一歳になる子供を抱えて、大作に取り組むのは大変だろうと、私を思いやっての温かい言葉でした。確かに、昨年は、出産を間近に控え、かなり重たい体でしたが、それでも一つ身だったので、自分の体調と相談し、様子を見ながら取り組み、結果、入選し秀逸まで受賞することができました。『あなたなら、一年休んでも、大丈夫よ。腕が落ちたりしないから。』休めなんて、普段は決して言わない先生のこと、優しい言葉が身に染みましたが、それより、小心者の私は、(一年休んだら、絶対に勘が鈍るよ…。面倒になって、ニ×ハ尺なんて書きたくなくなったら…どうしよう…。)と、どんどん不安になり、一旦は、『はい、わかりました。』と答えたものの、やっぱり冷静に考えて、あらためて、『先生、練習のためにも、読売やらせてください。』とお願いしたのでした。===私の目的は入選することではなく、作品に取り組んで、今よりもっと向上すること。そのことを再確認した私は、マイペースに作品に取り組んでいったのですが、やはり、そこは読売。大きな壁に何度も何度も、当たりました。(やっぱり。)書けない線、出せない渇筆、思い通りにえがけない字。時間との戦い、迫る期日、モチベーションの調整…。乗り越えなくてはいけないことは、山のようにありました。でも、壁に当たるたびに、『ああ、やっぱり読売やってよかった。これでまた一つ、成長できる!』と思い、苦しくても、眠くても(笑)、頑張りました。私の成長はお弟子さんたちのためでもあります。私が成長しなければ、お弟子さんや生徒さんの成長にも影響があります。こうして、長かった四ヶ月をなんとか乗り越え、先日、無事に作品を提出したのでした。===今日の私があるのは、ひとえに熱心にご指導してくださる先生と、支えてくださる周りの方々のおかげです。展示されるのは、またまた緊張してしまいますが、本当にありがとうございました!※詳しい会期はまたあらためてご案内させていただきます。