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テーマ:中学生ママの日記(17695)
カテゴリ:子供にまつわるあれこれ
中学の文化祭を見てきた。
午前の目玉は合唱コンクール。 学年全体で歌う曲、クラスごとに歌う曲、そして最後には全校生徒での合唱もある。 一生懸命歌う子供達の歌声を聞いていたら、なんだか胸がジーンとしてしまった。 特に最後の全員合唱で、三百人の生徒が歌う「翼をください」では、ちょっと涙がこぼれた。 私が中学生の時にもこの歌を合唱したけれど、こんなに良い曲だったかなぁ…と思うほどだった。 中学生の合唱と言うのは本当に難しい。 男子はほとんどの子が変声期の真っ只中で、高い音も低い音も出にくく、音程もうまく定まらないし、女の子も本気で高い音を鍛えているわけでないので、少し高音域に差し掛かるととたんに音程が怪しくなる。 それでも、みんな驚くほど一生懸命に歌っていた。 真面目に、精一杯大きな声で、クラス一丸となって歌う中学生の姿は、みんなとてもかわいらしく、そして頼もしかった。 中でも太郎たちの学年の子達は、本当に努力のあとが感じられた。 音程の危なっかしさは否めないが、それをカバーして余りあるほどの迫力と意気込みが感じられた。 審査の結果も、やはり太郎の学年が金賞銀賞を総なめにする形だった。 午後からは太郎の所属している吹奏楽部のコンサートが。 昨年は人数の都合でパーカッションとトランペットを兼任した太郎だったが、今年は打楽器パートに専念できることになり、おもにドラムセットを担当している。 今回は7曲中5曲をドラムセット、2曲は複数の打楽器を兼任した(なにせ太郎と後輩一人の過疎パートなのだ)。 当然のことながら、我が家にはドラムセットなんてない。 だから私は今回、初めて太郎が叩くドラムを聴いたのだ。 いつもうちでピアノを弾いているときの太郎とはまったく違う、見たことのない太郎がそこにいた。 ヤツのへなちょこの風貌からは想像できないような、しっかりしたリズムと迫力のある音で、管楽器たちを引っ張っていく。 アドリブのフィルインもきちんと丁寧に決めていく。 殿は感動でちょっと泣きそうな顔をしていた。 親ばか丸出しで恐縮だが、本当にかっこよく、そして楽しそうに見えたのだ。 この数日、嬉しいことに我が家は表彰式続きだった。 花子の俳句がまちの俳句会に入賞し、少年の主張作文コンクールでは太郎が優秀賞、花子が入賞のダブル受賞、そして太郎の防火ポスターが努力賞をいただき、花子は別の作文でも主催する団体の所長賞をいただいた。 そして、この幸せの〆が文化祭だったのだ。 あまりの忙しさにヘロヘロになりながら、それでも本当に本当に嬉しく心に残る三連休だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年11月06日 14時38分53秒
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