栃木の花旅

１９日には那須の姥が平に行って可愛いお花を堪能してきました。
たとえば「ムラサキヤシオ」「イワカガミ」「サラサソウダン」「ツマトリソウ」等など・・・。

それから約一週間経った２５日（木）梅雨の中休みの日に再び那須に行って来ました。
今回のお目当ては隠居倉の「ハクサンチドリ」。

この日の那須もお花がいっぱいですばらしかった！

コースは〔峠の茶屋～峰の茶屋～朝日の肩～熊見曽根～隠居倉〕を往復するコース。

峰の茶屋までの登山道には「マルバシモツケ」「ウラジロタデ」「ウラジロヨウラク」「クロマメノキ」などが咲き始めていてきれいでした。「イワカガミ」は終盤かな・・・。
マルバシモツケの中に一本だけピンクの花があって、とても可愛かったです。

　　　　　

　　　　　
　　　　　　　　　　↑　マルバシモツケ

　　　　　
　　　　　　　　　↑　クロマメノキ


　　　　　
　　　　　　　　　　↑　ウラジロヨウラク

そして、下の写真はちょっと自信がないのですが、もしかしたら「オオバスノキ」かな？

　　　　　
　　　　　　　　　　↑　オオバスノキ？


峰の茶屋からさらに先へ進んで剣が峰の下に行くと、そこは最後まで雪の残るところで、お花の実に多いところです。

　　　　　


毎年ここでの楽しみは「アカモノ」と「オノエラン」、今年はまさに咲き始めのきれいなところが見られました。

　　　　　
　　　　　　　　　　↑　アカモノ

以前はめったに見られない花と思っていたのですが、この場所にはたくさん群生しているのをしってから毎年見に来ないではいられないのです。本当に愛らしい花です。

　　　　　

たっぷりお花を堪能してから少しの間、朝日岳への岩場、鎖場が続きますが、後のお楽しみがあるので苦になりません。

朝日の肩まで登ってしまえばもう一息、熊見曽根からは緩やかな下りが続きます。

　　　　　

３０分も歩いたかな、と思う頃に待望のお花畑到着です。

出迎えてくれたのは「ベニバナイチヤクソウ」。可愛いでしょう？

　　　　　

そして、ありました、ありました！　何て品の良い花なのでしょう！
「ハクサンチドリ」・・・まさに見頃です。

　　　　　
　　　　　　　　　　↑　ハクサンチドリ

こちらの「ハクサンチドリ」の隣には「ノビネチドリ」が仲良く並んでいました。

　　　　　
　　　　　　　　　　↑　ハクサンチドリとノビネチドリ

次の花「ニョホウチドリ」は赤紫に色づき、もうすぐ開花、さらに「テガタチドリ」は、かすかにピンクに色づいた蕾が元気に立ち上がってきていました。

　　　　　
　　　　　　　　　　↑　ニョホウチドリ

　　　　　
　　　　　　　　　　↑　テガタチドリ


このお花畑は隠居倉の頂上直下の登山道が広くなったところなのですが、ここですっかり目的を達成した私たちは「隠居倉」には登らずに引き返しました。

もともとお花見遠足が高じて登山を始めた私たちは、余り頂上を極めることにこだわりがないのです。・・・といいながら帰る途中の「朝日岳」で登山気分も味わってはきました。

　　　　　

頂上に人が見えますか？　初登頂のＨさんにはいい思い出になったかな？