カテゴリ:アマチュア無線
50MHz AMトランシーバーの製作を目指しています。
8月2日に用意したケースに組み込む物です。 受信部は、この航空無線受信機の回路を参考にさせていただくつもりです。 まず、いいフィルタを使いたいので、手持ちの10.695MHzの水晶200個をFRMSで選別し、ラダー型クリスタルフィルタを組みました。10.695MHzなら、汎用の10.7MHzのIFTが使えたりします。 コンデンサの定数の計算方法などは、JA9TTT加藤OMのサイトに書いてあります。 今回使う水晶は、200個のうち、直列共振周波数10689286Hz、並列共振周波数10706250Hzで揃った6個の組を使いました。 端子間静電容量は5.5pFでした(秋月微小容量計で測定)。 AM用フィルタとして、通過帯域幅を5kHzとして設計します。 結合容量=2×5.5pF×((10706250Hz-10689286Hz)/5000Hz-1)≒26.3pF 終端抵抗=1/(2×π×10689286Hz×26.3pF)≒565.7Ω となりました。 水晶に166とか42とか書いているのは、選別するときに全ての水晶に通し番号を振ったなごりです。10.695の表示が見えている水晶にも裏側に番号が書いてあります。 終端抵抗が565.7Ωなので、入出力インピーダンスが50ΩのFRMSで特性を測定するには、何らかのインピーダンスを合わせる工夫(マッチング回路)が要ります。 今回は、秋月に少し前に売っていた1000個入りのフェライトビーズ(太陽誘電製R-BFZ90210Z)を使い、トランスを巻きました。フィルタの左右にある黒いのがそれです。 今回は、JA9TTT加藤OMのサイト記事を参考に、一次側と二次側を別々に巻くトランスを試しました。 インピーダンス比=巻き数比の二乗という関係がありますから、3回と10回のトランスで丁度良いはずです。 その前に、トリファイラ巻きで作った1:9のトランスでも試しましたが、大差ないようでした。(損失も) ただし、一次側と二次側を別々に巻く方がインピーダンス比の自由度が大きいのがメリットです。 FRMSでの測定結果です。 -6dBの幅が6kHzでした。 まずまずの特性です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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初めまして。
Bw=6KHzのラダーフィルタ、うまくできてますね。 高性能な6mAM機ができるようで、楽しみにしております。 拙サイトへもまたお出掛け下さい。 では。 (2005.12.04 19:55:22)
加藤さん、いらっしゃいませ!
加藤さんのサイトでは、いつもお世話になりっぱなしです。 また、結果が出ましたら、貴サイトでも書込をさせていただきますね。 (2005.12.10 08:49:12)
10.695でフィルター製作拝見しました。
当方もその周波数のクリスタルを探していました。 1個で良いのですが、どこで購入できますか。差し支えなければ教えてください。 (2013.10.08 16:16:59) |
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