2008/04/20(日)13:13
「にんじん葉のごまあえ」
近くのスーパーに、40cmほどもある立派な葉をつけたにんじんが出ていまし
た。根っこ(にんじん)は15cmほどでしたが、3本で袋に入っているのを買
い求め、葉をごまあえにしました。葉付きの野菜は、長く置いておくと葉から
水分が抜けていって、しなびるので、早めに根と葉を切り分けます。根っこは
まったくのにんじんですので、それは後日いただくとして、葉は鍋に沸かした
湯で、しんなりするまでゆがきます。根に近い軸も意外と柔らかいものです。
ゆがいた葉は冷水にさらして冷やし、食べやすい長さに切って、水気を絞って
おきます。すり鉢でごまを軽くあたり、砂糖としょうゆ少々を加えてペースト
状に伸ばし、にんじん葉をあえます。個人的には、たとえばほうれんそうの場
合、よくすったごまのほうが好きですが、にんじん葉の場合は食感が違うため
か、粗ずりのほうが似合う気がします。ま、お好みですが。あえたら、あまり
時間を置かずにいただきます。草の香りと独特の甘みが感じられると思います。
子どもの頃から、ごまあえやおひたしは好きでしたが、ほうれんそうや小松菜
よりも、菊菜やにんじん葉のような、香りのある野菜のほうが好きでした。三
ツ葉やせりも同様です。もっとも、ほうれんそうだって、しっかり味はありま
すし、栄養も豊富ですが、昨今ではゆがかずに食べられるサラダほうれんそう
というのもあるぐらいで、野菜としての性質が変わってきているのかもしれま
せん。にんじん葉は、めったに見かけないせいか、懐かしく感じられました。