2021/11/03(水)10:35
「茹で落花生」
落花生の鬼皮をむけば、中にあるのは南京豆、つまりピーナッツです。お菓子
としての落花生はさやごとローストされていて、縦の筋に沿ってパカッと割れ
ば、中身の豆はそのまま食べられます。先日、近郊農家の野菜コーナーにあっ
たのは、袋詰めされた生の落花生でした。加熱しないと食べられませんが、グ
リルに並べてローストするよりも、東京の居酒屋で茹でた落花生をおつまみに
食べたことを思い出し、ここはひとつ、茹でて食べてみようかと思いました。
大阪ではほとんど見かけませんが、東京は落花生の一大産地・千葉県に近いこ
とから、多少珍しい程度で、茹でた落花生が食べられるのでしょう。鬼皮ごと
茹でると言っても、枝豆の軟弱なさやとは違って時間がかかります。深いフラ
イパンに水1リットルを張り、塩30g(!)を加えて3%の食塩水にします。
ここに238円で買った70さやほどの落花生を浮かべ、ふたをして沸かしました。
沸いてから弱火で30分間茹で続け、火を止めてそのまましばらく置きました。
写真には湯気が写りませんでしたが、温かいうちにおやつにいただきました。
ローストされた落花生と違って、鬼皮と豆の間にすきまがなく、詰まっていま
す。中身を取り出して薄皮ごと食べると、最初は枝豆のような「なましい」食
感。続いてピーナッツ独特の風味が口の中に広がります。家内や子たちは今回
初めて食べたそうですが、気に入ったようでした。5つほど真っ黒でダメなの
がありましたが、全体的に満足できる生・落花生、そして茹で落花生でした。