登山口より羊蹄山を望む。
9合目避難小屋、右下に見える山は6月に登ったニセコアンヌプリ。
外輪山、通称「お鉢」
遠く岩塔に頂上、登山者が見える。
頂上にて。
ルスツ側に、8月に登った尻別岳。
怖かった岩場歩き、どちらに落ちても奈落・・・
お鉢反対側
ようやく岩場歩きを終了したところのケルン
翌朝、雨の羊蹄山
どう考えても、この日しかない!と
金曜日の仕事終りに、ニセコまで走りました。
秋はマラソン大会が目白押しです。
大会直前に登山して足が疲れすぎるのも困る。
では10月になれば?
山へ行ける10月後半には、雪が降ってくる可能性が大。。。
そんなわけで、羊蹄山へアタックする日程と日々変わる天気予報を見ながら
この週末しかない!!と急なことではありましたが、
金曜日終業後、大慌てで山へ向かう準備をして車を走らせました。
夜の支笏湖~美笛峠・・・めっちゃ気持ち悪~~~(>_<)と思いながら。。
夜の支笏湖道路・・・感度がよろしい方には色んなものが見えるそうで^^;ワタシにはなーんも見えませんが、、怖い(笑)
真狩に入って町の灯りが見えたときはなんとなくホッとしました^^;
夜の9時半にニセコに到着。コンビニで夕食と明日の朝食昼食の買い物。
そのままニセコ道の駅に移動して、車中泊。
先日購入したテントも車に積んでありましたが、今回は出番なし。
なにせ夜到着だし、明日の朝は早い。
夜露に濡れたテントを仕舞うのもなんだかねー^^;
羊蹄山に登る!と決めた時に、夜移動~車中泊~早朝登山開始~下山後ホテル泊と決め、ホテルの空室を探したら、アンヌプリの麓のホテルに空室がありました。
直前でしたが、お安かったです^^♪
登山後は温泉も入りたいし、疲れた体はベッドで休めたい!ので、後泊はホテルで。
翌朝、目が覚めると少し雲が掛かっているけど快晴の予感。
道の駅で洗顔、お化粧、身支度を整え朝食を済ます。
真狩の登山口まで移動して、駐車場へ行ってみるとすでに20台ほどの車があった。
山に向かって歩いてるグループがあったり、準備中の人たちがいたり。
自宅を出るときに準備をしてきたリュックの中を確認、食料を詰め、羊蹄山の水を汲みリュックに詰めた。
6:30羊蹄山へ。
入山届けに記入して、いざ!
しばらくは林道歩きが続く、
薄いフリースを着ていたけど、暑くなってきてすぐに脱いだ。
1時間に一回程度の小休止を取りながら登っていく。
まもなく視界が開けて、下界が見下ろせるようになると気分もハイになっていく。
今年登ったアンヌプリや尻別岳が見える。
あっという間に5合目。
初めての羊蹄山なので、初心者コースの真狩側を選んだけど
全く不安がなく登れる。
9合目、山小屋への分岐。
写真でしか見たことがない羊蹄山の山小屋が目の前に見える、なんだか感動。
少し上がったところで、山小屋の写真を撮りまくる(笑)
スタートから4:20ほどでお鉢到着。
思ったよりも早く着いたかな?と思った。
この時点で全く疲れを感じていない。
時計回りにお鉢を巡り、頂上を目指す。
何を見ても、見たかった景色がそこにあって感動、感動。
ギリギリの日程だったけど、来て良かった。何度もそう思う。
1時間ほどで岩場の頂上に到着。
岩場に階段状に並ぶように、頂上写真を撮る人の列が出来ている。
頂上大賑わい!
驚いたことに、80%が若者!!
高い山は、壮年にはハードルが高いんだろうかね?
順番待ちの後、無事に頂上写真を写す。
昼食は、カップスープと豆パン、スタバのコーヒー。
今回はいつものラーメンじゃなかった(笑)
昼食を摂っていると、突然風が吹いてきて
あっと思う間もなく突風に帽子をさらわれたっ!!
一瞬、失くしちゃったな~と思ったのに
誰かが
「戻ってきたっ!!」「おおっ!」「おーーっ!!」
空を見上げたら、帽子が上を舞っていた。
無事に?岩場に着地した帽子を、山ガールがにこやかに手渡してくれた。
戻ってきた帽子をかぶった瞬間、思い出した
「サングラスはどこへ?」
帽子の上から掛けていたサングラスが、もろとも飛ばされてどこかに落下していったようだ
帽子が飛んだ時は、一瞬で失くしたと諦めが付いたのに
サングラスを失くしてしまったのは、残念でしょうがない(>_<)
また新しいのを買わなくちゃ・・・。
さて、ボヤイテいてもしょうがないので下山開始。
頂上にはサングラス捜索も含めて小一時間ほどいた。
知らないってことは恐ろしい。
リサーチも十分ではなかった。
お鉢を周るのだから、一周しなくちゃ。
単純にそう思っていたので、さらに時計回りに進むことにした。
なんと、切り立った岩場歩きが延々と続いた・・・
万が一にも足を滑らせてはならない箇所が続く。
登山道とは思えない岩場が続く。
しかも、道しるべの白ペンキを見落としそうなところも・・・
良く見ると、
頂上にはあんなに登山者がいたのに、誰一人前を行くものがいない・・・。
でも、進むしかない。
20分ほど行ったところで、前から青年がやってきた。
「頂上までどれくらいですか?」と聞くので
20分ほどだけど、こんな岩場歩きが続くから注意するように言って分かれる。
それからほどなく岩場歩きを終えて、心底ホッとした。
次にお鉢に来るのはいつになるか分らないけど、二度と岩塔歩きはしない(笑)
下山。下りがニガテなワタシは転ばないように注意しながら下っていく。
山小屋でトイレ・・・ま、いいか。やり過ごす。
そのままどんどん下っていくが、だんだん登りよりきつくなってきた。
太もも、膝がだんだん筋肉痛に襲われていくのが分かる・・・きつい。。
眼下に見える風景が、変わらない。高度が下がっている気がしない。
ようやく5合目まで。まだ半分かと思うと・・・
ところが、その辺りから尿意が(^_^;)
最近山に来るとトイレ行きたくなるよなぁ~・・・
我慢出来るかと思った・・・けど、
のんびり歩いてる場合じゃないっ!?
4合目から、足元が火山灰から粘土質の土に変わって滑りにくくなったので
ついに走り出した!!
なんちゃってトレイルランかっ!!
と思いながら、足元が悪い所は歩いて慎重に。
少し道が広く良くなると、駆けて山を下りた。
3合目、あと2合目と1合目・・・もう少し。
途中何人かの登山者を追い越す。
独立峰でクマはいない!ということだったけど
用心にクマベルを付けていたので、ガランガランと鳴らしながら下りていく。
1合目、どうやら2合目を見落としらしい。
もうすぐだ・・・
足は痛いけど・・・
お腹もピークに近い(>_<)!!!!
ようやく登山口が見えてきた。
一度通り過ぎたけど、戻って下山の時刻を記入。
後でも良かったのに(^_^;)
すぐにキャンプ場のトイレに飛び込む、セーフ(笑)
やれやれ~(^_^;)
時計はちょうど10時間だった。
夕方の5時。
荷物を片付けて、周辺を少し走ることにした。
ホントはホテルに行ってから、ジョグしようと思ったけど
ホテルに入ってからでは真っ暗になってしまうな~・・・と。
だけど、太もも、ふくらはぎ、膝
どれもこれも痛いとこだらけ(^_^;)
ほんの15分程度のジョギングで終了。
ダウンになったべか・・・
アンヌプリ麓のホテルに移動して、即温泉へ。
水風呂で足をアイシング。
翌朝、目が覚めたら
全身筋肉痛、五体不自由・・・orz
本日(10日)に至るも、筋肉痛がピークを越えた気がしない(笑)
山の中を10時間も歩いたり走ったりすると、こんなにダメージがあるのか(^_^;)
去年の暑寒別よりずっと激しく筋肉痛でございました^^;
正直、フルマラソン後の筋肉痛よりずっとひどいです!!
例えるなら、子供と大人の差!!くらいあります(^_^;)
普段から走っていても、山では違う筋肉を使うので
信じられないくらいの筋肉痛でした(^_^;)
翌日、朝から土砂降りのニセコでしたが
羊蹄山はくっきり見えて、
急な山行ではあったけど、丸二日間羊蹄山の美しい姿を眺められたことに感謝。
お天気にも恵まれた山行に大満足でした^^
今年何度も来ているニセコだけど、雲ひとつ掛からない羊蹄山はホントに久しぶりでした。
※ジョグノートの日記の転載です。両方ご覧になられている方にはすみません。