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アンビリな話

1999年の春

娘は、高校を卒業して・・
海外に留学する友達を送りに関空まで行きました。
その当時、外泊は我が家なら許されたぐらいで
お父様は、厳しいらしく
娘の話では、私といい勝負とか。。
子供さんを愛されているのが、良く判りました。。

そんなお父さんが許して下さった留学・・
喜んで私にも冗談で
「彼氏連れて帰ってくるは、・・行って来ます」と出かけた。

優美(ゆうみ)ちゃんが、頭が痛いと言って
意識を無くし入院したとお母様から連絡が入りました。
“ウイルス性の脳炎”感染ルートが分からないとか・・

僅か一ヶ月で・・・なんで・・・どうして・・・
情報が分からずトニカク昏睡と痙攣の繰り返しで
植物状態だと現地に住んでいる
パパのお友達からの詳しい情報。。
娘は毎日毎日泣いて(;;)( pωq)シクシク
今すぐ行きたいと怒った事もありました。。

とにかく、神様に祈るばかり我が家に
高校のクラスの子達が、交代で千羽鶴を作りに
ユーミンとの楽しい話など元気になる様願いを
籠めながら一羽一羽作り。。
お母さんがフレスノに行く日までに神社に頼み
千羽鶴を一日御祓いと祈祷も頼んでやって貰いました。。
御札を忍び込ませることも子供達で寝ずに作っていました。
テープに皆の声や歌など・・
意識が戻ることを願って。。。

その頃、病院では
最後の決断をお父さんに持ち掛けられていたのです。

>生命維持装置を外す承諾・・・?
>もしくは、他の病院への転院・・?

それと同時に現地の人達の暖かい善意のカンパが始められようとしていました。。新聞に取り上げて下さった事で。。
ユーミンカンパをする動きが、、
入院代でもすでに何千万円に成ることが分かっています。。
娘の異変にきずいて飛んでいった。。
お父さん・・
「生きている・きっと助ける。連れて帰る。友達に会わせる。」
を心に誓い。行動を・・・
日本でも、卒業した中学・高校の同級生が一丸となって
梅田・十三・石橋・などで募金活動がはじまって居ました

子供たちは、ユーミンが少しでも助かるのならと
毎日。少しの時間が、有ればカンパ・千羽鶴と

そんな中チャーター機(医療設備の付いた)の手配が出来た事が
分かりました。
我が家のパパさんの友人の弟さんが現地に居てくださって
・・その方の奥さんが看護師をされていて
病院にも行って下さったそうです。

今度は、受け入れてくれる病院です。。
お母さんも色々な病院の手配をされてました。

そうして皆の善意の小型ジェット機が関西空港に
降りたのです。娘も画面にくぎずけ涙でボロボロ。。

会いに行ける。。と言う事で次の日仲良しグループの皆を乗せて
病院へ。。ICUに居るユーミンに会いに・・・皆。涙・涙 で
交わす言葉もなく手を摩っていました。

お父さんは、子供達が会いに行ったことをとても喜んで
「ユーミンも頑張ってるありがとう」と。。
この日から毎週・八尾の病院へ
学校の休み。仕事の休み。空いた日があれば病院に行っていましたね。

ユーミンの容態は中々ハッキリしませんでした。
お父さんは。何時も手足をマッサージしてました。
意識が戻って歩けるように願いを込めて。。
親として頭が下がる思いです。。

7月の始めにこの日は、ママと娘で出かけICUに居た時も痙攣が起きて
余りながいをしては、と思い
「ユーミン、ヤッチンママ又来るね。帰るから。。」と声を掛けた時
目から涙が流れたのです。。
これは涙では無いのです。。瞳が乾いて出る自然の反応。
まるで聞こえたみたいでした。。
それから僅か5日で意識が戻り始めたのです。
本当に奇跡としか言えない出来事です。。

声を掛けると手を握り返してくる・・もう其れだけで
娘達は喜びました。。。。

この事を経験した子供達は、諦めない・努力・願えば叶う・・
をモットーにしているようです。

今年もユーミンからカードが届いてました。
アリガトウと元気に書いて有りました。

まだ。。原因が分からないのが、
不思議な出来事です。。


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メッセージ =優美さんから


>やすこさんのママさん始めにやすこさんの方のホームページにいったら、ママリンのところにもきてって書いてたので、きてみて、日記を読んでたらアンビリバボーの事が書いてて優美も知らんかった事が書いてて泣いてもうた。どれだけの人が助けてくれたか、どんだけ友達が大事なんかってもう一度感じた時でした。ほんまに、みんな”ありがとう!!!”これは、言葉では返されへんぐらいにみんなは、優美のためにいろいろやってくれて。ほんまに。優美はまだビデオ見てないねんけどなあ。もうちょっとしたら送ってくるらしい。ほんまにほんまにありがとう!!!
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