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2006.11.01
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マリーアントワネット(M.A.)の初日公演を観に帝劇に行ってきました。
初日だけ、3:00開演。

【上演時間のめやす】
1幕:1時間25分
休憩:25分
2幕:1時間20分 (合計3時間10分)

<パンフレット>1500円 白地にMAのシンボルマーク入り。
 お稽古写真ページは10ページ。
<他の雑誌>「シアターガイド」や「ミュージカル」の最新号(MA特集)も発売中。
<他のグッズ>MA記念のホルダー(祐一郎さんの手のどあっぷ?)など。

ヴァンパイアのときと違ってCDも脚本もまったくなく、何もかも初めてだったこともあり、
何をどうレポすればいいのか、難しいし、祐一郎さんの大ファンということもあり、
普通に書くと非常にバイヤスのかかったレポになりそう。でもそれを避けるのは
わたしには無理。ということで、開き直り、祐一郎ファンとしての自分としてよかった点、
うーむ(微妙)と思った点などを書いてみます。

【注】すごく偏っていると思いますし、後方だったので、見えていない点も多いし、
あまりあてにならないかもしれません。あとネタバレも含むので、まっさらな
状態で観たい方は読まないことをお勧めします。


★11月1日マリーアントワネット(M.A.)初日(座席:1階T列センター)

<よかった点>

【山口祐一郎編】
・登場までまだか?まだか?と待つ必要がありません。1幕すぐ登場します。
・アテガキなのか、キーが高い難曲が多いけれど、歌いこなしていて見事です。
 結構叫び系やバズーカ系の「部分」もあります。
・客席に降ります。(上手のほうです)降りるだけでなく、不思議なことをします。
 拍手を煽ります。
・結構ちょこまかと舞台上にいます。
・歌だけではなく、不思議な踊りや独特な動きが観られるかも。
(もしかしたら日替わりで?)これは通路上でのことです。
・自前のおひげが観られます。お顔が美しく、引き締まっていて迫力があります。
・マントはかなり長く立派で、マントさばきが多いです。色はもちろん黒のみ。
・オペラ座の怪人のように、上のほうにも出没します。
・三白眼もしくは五白眼?とにかく見開く眼やもしかしたら寄り目らしきものが見られます。
・いちろうマジック(イリュージョン)があるといえる。でも笑いが起きたのはなぜ?
・カーテンコールの最後を〆ます。

【他キャスト編】・山路さんが歌・演技ともによい。
・マダムラパンの人(北村岳子さん)が味・存在感あってよい。演技・歌が気に入りました。
・フェルセン役の井上くんが男らしく成長し、低いキーが素敵に響きます。
 また、感情表現がとても上手くなったようです。
・アニエス(土居さん)の歌は子守唄のように心地よく聴ける。
 まるでマリア様のよう?(マリア様の歌を聴いたことはないですが)
・マルグリッド(新妻さん)は一生懸命若さをぶつけて演じ歌っていました。
・石川禅さん、キュートなルイ16世ですが、子供がらみでは泣ける演技でした。
・眉毛のほとんどない高嶋政宏さん面白いです。女装も見られます。憎らしい役じょうず。
・子役の歌が上手だった。
・涼風さん、最初はアニメ声だったが(若くみせるため?)最後は男役のときのように
 低い威厳のある声に移行し、アントワネットの変化を上手に演じていた。
・アンサンブルさんたちは遠い席だったので、あまり見分けがまだつきません。
 ひとり何役もやられていて、そのうちいろいろと発見する楽しみがでてくるでしょう。

【その他】
・ギロチンを暗示する斜めラインが舞台上のあちこちで効果的に使われていた。
・照明をはじめ、青、赤等の色が効果的に使われていた。
・つなぎの音楽がなかなかよい。

<うーむ微妙と思った点>

【山口祐一郎編】
・舞台に存在はしていても、顔がよく見えないことが多くてもどかしい。
・舞台に存在していても、セリフや歌がないことが多くて、悲しい。
・カリオストロが歴史上のいろいろな場面を煽動していることはわかるが、
 だれからも見えていない透明人間ぽくて、ある意味寂しい。
 (みんなと仲良く戯れる役じゃなことを失念していた私が悪い)
・錬金術師的?つまり化学実験室的場面やでっかい水晶を操るシーンがない。
 (錬金術師=実験室にこもる、という固定観念をもってた私が悪い)
・ソロが少なめ?
・イリュージョン少なすぎ?(たくさん披露することをつい期待した私が悪い)

【他キゃスト編】
・やはりマルグリッド系の声が苦手かもしれない。歌はうまいけど叫び系。キム・エポとかぶる?
・アントワネットの涼風さん、美声ですが割りと軽く薄い感じでキュート系です。
 王妃らしい重厚さ、威圧感などは少なめ? きっと好みによりけりですね。

【その他】
・舞台装置がけっこう地味です。帝劇の広さを生かしているといえるだろうか?
・登場人物はとても多いのですが、いまのところ印象に残るアンサンブルさんは少ない?
・製作発表のときの代表曲だけがストーリーから浮いて聞こえた。
 その部分だけ別世界みたい?それ以外に印象的な歌といわれると、うーむ?
・やっぱり重い世界です。暗さは否めない。
・最後のアントワネットの処理?なんとかしてよ、あれじゃ可愛そう。
 せめてM!風にうまく綺麗にうしろから再登場させることはできないものか。

というわけで、演出についてはよくわからない私ですが、?の点ありでした。
これから、ヴァンパイアみたいに進化を期待します。

きょうはリーバイさん、クンツェさんのご両人、演出の栗山氏などもいらしてました。
またロビーにも報道関係者の姿が多数見られました。
カーテンコールのご挨拶は、涼風さんのみでした。感極まり涙ぐんでいらっしゃいました。

カーテンコールは非常に盛り上がり、数回繰り返され、追い出しアナウンスが3回流れた
あとも再登場がありました。
涼風さんのために舞台上の紙ふぶき?を一生懸命クコールみたいに、マントで
ばさばさ扇いで、お掃除してあげていた祐一郎さんが健気でした。
そのあと祐一郎さんを置いてけぼりにして別の人と去っていった涼風さんをみて、
やっぱりクコールみたいに「ぼくはどうなるわけ?」って顔で自分を指差していた姿が可愛くて
サービス!サービスの祐一郎さんでした。

でも、どうせサービスしてくれるなら、やっぱりもっと顔をみせてくださらないかしら。

うちで先日買い始めたモルモットちゃんが、すぐ布団(布切れ)を全身にひっかぶって
ねんねしちゃうんだけど、祐一郎カリオストロの姿がそれにそっくりなんです。
いつも何か被ってて、「もぞもぞ」してるイメージ。
うーん、なんとなくもったいない。
もっと姿をみせて、声をきかせて、状態です。

ブログ仲間や他の祐友たちにも会うことができ、紫タートルとグレーパンツの祐一郎さんの
お姿もかいまみることができ(自分も偶然紫!)とても充実した一日でした。

きょうのカーテンコールの様子をMAブログでUPしています。





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Last updated  2006.11.01 23:37:47
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