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カテゴリ:仕事で思うこと
今、仕事でコピー機を導入するための見積もりを取っている。
いろいろ悩んだけど、大手3社だったらいいかな?と思って。 実はそのうち1社は先月のうちに見積もりをもらってたんです。 でも、ボスが「相ミツも」ということで、急遽残りの2社に打診を。 なので、この数日、入れ替わり立ち代り、営業担当がやってくる。 最初の一社の営業マンも、チョコチョコやってくる。 最初の1社に対しては、見積もりを出してもらったのに、お預けをしている状態なので、最初はお情けのつもりで、「他社の見積もりが上がったら連絡しますよ~」と言っていたのだが、しかし、しょっちゅうやって来て、ここのところウザク感じてきていた。 ぶっちゃっけ言っちゃうと、「うちは、あんたのために仕事しているんじゃない!!」と言いたくなるような、言動があったからなんですよ。(要は、早くしないとこれ以上安い値段の見積もりではできない云々みたいな・・ネ) そこに来て、残り2社のうち1社がコピー機以外の部分もいろいろアドバイスや提案をしてくれて、「長くお付き合いすればするほど良さそうだな」という印象を受けたので、自分の中ではランキングが変動。 しかし、最初の1社だって、まずい仕事をしているわけではない。ちゃんと最初の要望どおりのものは出してきてくれている。ただ若いだけあって、まだ顧客との折衝がこなれてないのかな?と思っていたところに、そこの営業マンが「上司を連れて行きますので・・」ということだったので会うことに。 少しは、その上司が物分りいいと良いな♪という期待も少しは残しておいてやろう気持ちで。。 で、今日会って話を聞いたのだが、 その中で 「うちは、解約をされちゃうとペナルティーがついちゃうんですよ。」とか 「恐縮ですが、決断されるときに、モノ・ヒト・カネ、のどういったところで判断されますか?」なんて聞いてきた。 「あのなぁ~~」なんて心の中でつぶやきながら、あきれてた。 もう、明らかに「『お願い営業』だ」と。。 部下が部下なら、上司も上司、全く同じだった。 いや、社会人経験の長さからして10年選手が「お願い営業」してきたことに、大きな失望感を覚えた。そんなレベルなら、こちらが願い下げだ。 そう思って、その会社が帰った後、同僚の営業担当にその話をした。 そうしたら、 「くだらないこと聞くようで申し訳ないんだけど、『お願い営業』って?」と聞かれて、そこで、私はコレはメンターに教わったことだった!と思い出して、 「お願い営業って、相手の立場じゃなく、自分の立場でお客さんに『お願いしますよぉ~』と言って、相手のお情けに訴えることですよ。」と答えた。 そして「お願い営業が、営業の中で一番やっちゃいけないことなんだそうです」とも。。 当時、メンターに教わったときは、単純にフムフム、としか聞いていなかったが自分がいざ相手にやられてみると、スゴイ実感が湧きますね。 今思うと、「お願い営業」には、どちらにとっても不幸なやり方なんだなって、分かりますね。 というのも、万が一、上手くお願いが通ったとしたら、今度はお客さんの方から、自分の商売とは関係ない雑用での頼みごとをされる可能性ってあるわけなんですよ。 『この前、そっちのお願い(要求)を飲んであげたんだから、コレぐらいやってよ』という感じで・・ もう、こうなっちゃうと、御用聞き営業みたいな感じで、本当の商売の本筋から外れちゃうわけなんですね。 コレが、バブル以前までの日本だったら、それでも通用したんでしょう。 でも、今は、これほどプロへの専業化がくっきりと分かれている時代になってきていて、コピー機1つだって、コストや使い勝手以外にも、実は「セキュリティ面」も考えないといけないとか、ネットワークとの関係(整合)性だとか、いろいろプロならではの提案ってあるはずなんですよね。 使う方は素人だから「コレとコレとこういう機能があればいい」と簡単に言っちゃうけど、それに対して、一番良いのは 「お客様は、そうおっしゃいますが、私どもの目から見ると、コピー機以外にもお困りのように見えますが・・」と来たら、最高!。 要はコンサルティング営業というかフィードバックのある営業をしてくれるところには、高得点をつけちゃう。 自分がフィードバック好きというのはあるかもしれないけど。 要は、プロにはプロの仕事をしてもらいたい! というのが、本音。 お願い営業は、プロのやり方ではないし、もし仮に、1社目に決めたとしたら、私は、相当、そこの営業マンを雑用にこき使うぐらいしないと、アンバランスだとも感じている。 むしろ、私としては、そんな時代に逆行するようなナンセンスなことはしたくない。 なんだか、今回の件で、相当自分は「シビア」なんだなって感じたよ。 そうそう、1社目の上司の質問の「モノ・ヒト・カネ」で、どれを重視するか?という質問に関して、 「ボスは完全にカネ(コスト)でしょうね。 でも、私は全体のバランスを見て判断させていただきますよ。 うちの場合、モノ(性能)はそんなに求めてないんで。 ただ、社内での必要性・将来性を鑑みてモノは決めますし、コストもそれ相応にね。当然ヒトも見ますよ」 そう答えたら、向こうが 「いや、うちの営業の○○も、まだ2年目の若造なんで・・その点は考慮していただけたら・・」 (『ぶちっ!!!!だから、そっちの都合のためにこちらは仕事しているわけじゃないぞ!!まだ言うのかよ!!2年目とかそういうこと、以前にうちのための何かをしようっていう気持ちはないのかよ!!!』) そこの、若造君には、悪いけど、「キミの上司の言動で全てが決まったよ」とあとで言うことにしよう。。 (※ヒト・モノ・カネと言っているが、私はそれに情報とか提案力とかコンサルティング能力とか加えて欲しいと思う。まぁ、それもヒトのうちなのかもしれないが。あとは、単純なヒト・モノ・カネだけでなく、今回のは組織力戦だったような点もあったなと思う。提案してきた会社は、会社として、そういった仕組みができていたから、いい印象をもたらしたんだろうな、って思いますね。結構勉強になりましたね。) ブログランキング。 良かったらボタンをポチッと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月15日 23時28分55秒
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