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カテゴリ:命の洗濯
昨日は「上海帰りのリル」ならぬ、イラク帰りの旧友「ドイツ」と3年振りの再会を果たし美味い酒を飲んできました。 鳥取空港へ迎えに行き、彼の姿を見るなり頭に浮かんだのは
「色黒のドラゴ!」(因みに”ン”は付きません) そうあの映画ロッキーでドルフ・ラングレンが演じたソ連のボクサー、そのドラゴが真っ黒に日焼けした姿でした。 元々身長が185cmもあり、日頃の鍛錬で鍛えた身体。 それに加え今回のイラク派遣における50度近い灼熱の下での激務で、脂肪は削ぎ落とされ真っ黒に日焼けしてるのですから。 そして何より顔付きの精悍なこと、一仕事終えた男の顔!でした。
彼:「押忍!お久し振りです!」 (何故か彼は空手をやってるわけでもないのに、挨拶の時は十字を切るのです) 2人同時:「チョッと見ない間に・・・」 私は「一段と逞しくなったなぁ!」と言うつもりでしたが、彼が「頭、○○くなりましたね、身体も○くなりましたね」と、言おうとしてたかどうかは謎のままです。
私:「何か食いたいもんあるか?」 彼:「・・・ジャズ」 私:「$%#&!)=|~!!!!!・・・心が欲してるんやな。よし、まかせとけ!」って事で地元ビッグバンド、クインビー・ジャズ・オーケストラの30周年記念コンサートに行きました。 (本当、たまたまやってたんですわ。) 約1時間半、ジャズの演奏を聞いた後は鳥取の町には数えるほどしかない某ちゃんこ屋へまっしぐら。
彼:「よくイラクの復興支援で井戸掘り、とか言うでしょ。あれホントはですねー・・・」 私:「勿体付けるなよぉー」 彼「実は・・・油田の発掘作業やったんですわ」 私:「ホンマか?」
彼:「・・・うちょ」 そんな冗談を交えながらも、普段の自衛隊での生活の事、格闘術の事、イラクでの出来事など話しているウチに時間はアッという間に過ぎて行きました。 やっぱりイラク国内の至るところでテロによる爆破事件が起き、自衛隊を歓迎している国民がいる反面、反対論者もいていつ何時自分達も標的にされるかわからない。 しかもテロリストと一般人の見分けが付かない!という状況下での任務は神経的に想像を絶するものであったようです。 自衛隊を辞めてはどうか?と彼に勧めてみましたが、彼はもうこの仕事以外は考えられないとの返答。 将来無事に退官した暁には、必ず念願のフランクフルトとビールを食しにドイツへ行こう!と固く約束を交わしたのでありました。 そして彼のニックネームは「ドイツ」改め、今日から「ドラゴ」と呼ぶ事に決めました。
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