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高田みかん♪

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2005.05.05
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見えない。 こわい。 寒気がする。


手が緊張でこわばっている。(O_O;)ぎくっ


真っ暗い闇の中、薄気味悪く迫ってくる、ほのじろい霧。


ヘッドライトに照らされた、道路のセンターラインが

霧の隙間から、時々見える。


ここは、まるで幽霊でも出てきそうな、

三途の川のような、そんなぼやけた風景のなか、



私は車で走っている。



夜の10時前なのに、街灯も無い。民家の明かりも見えない。

車のヘッドライトだけが、唯一の明かりだ。



そういえば、

さっきから対向車も全然こない。




この霧の中は、

体がふわふわっと浮き上がるような、

気持ち悪い感覚にとらわれてしまう。



突然、濃い霧の塊が、私のほうに向かって、

迫ってくる。



車が霧にスッポリと被い尽される。

あっ、前が全然見えない。

道路はどっちに曲がってるの?

思わずハンドルを握る手に力が入る。



背中にじわっと汗がでた。

「ふう~」と大きく深呼吸をする。



まるで、「ハリーポッター」の「アスカバンの囚人」にある、

【列車の窓越しから、闇の中、ハリーが外を見ている】

ような場面だ。



後ろに乗っている子供達も

「怖いよぉ~」

と気味悪がっている。


思わず私も声がでる。

「そうやね。全然前が見えないね。ゆっくり行くからね。」

いつもよりかすれた声で返事をする。



黙っていると、余計に怖さが増してくる。

こんな時は、大声で歌でも歌って、

気を紛らわすのが一番だ。



オレンジレンジのCDを子供達が聞いている。

はやく、この霧の中から抜け出したい。

でも、気持ちが焦ってる私には、

CDの音が、あまり頭に入って来ない。



もう喉がカラカラだ。

体温は上がるけど、反対に手先は冷たい。



さっきから、

対向車とも、数台すれ違うようになった。


助かった。ε=(´◇`*)ホッ


やっと高速の入り口だ。


恐怖の20分がやっと過ぎた。


これで安心か!?

ほっとしたのもつかの間、


高速に入っても、霧はしつこく付きまとってくる。

車は、直ぐにトンネルに入る。


トンネルの中は、今までとうって変わって とても明るい。

眩しいくらいだ。

今までの緊張感から、少しずつ解き放されて来る。



車は広島方面にドンドンと向かっている。

山陽道はとかくトンネルが多い、

でも、こんな夜の高速ドライブは、

トンネルの中の方が、明るいので、かえって安心だったりするのだ。



ふと、気が付いた時、霧はもう 消えていた。



突然降ってわいたような、濃い霧の中での運転なんて

初めてだ。


何度か通った事のある道なのに、こんなに緊張した運転は

久しぶりだった。



ゴールデンウイークのプチ恐怖体験でした。




これは、雨上がりの5月2日の夜の出来事です。



明かりをみると人間ほっとします。

心が和んできます。

たとえそれがトンネルの明かりでもね。



久しぶりにビビッタよん。(゚◇゚oi)汗タラリ





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Last updated  2005.05.06 13:09:13
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