久しぶりに村上氏の昔の短編を読み返すいい機会になった。
それぞれの作品のストーリーは、実際にはありえない世界だけれど不思議と(私には)違和感を感じさせずにしっくりくるし、読んでいてわくわくしたりもする。
好き嫌いは分かれるもしれないが、気軽に読めるし独特の村上ワールドを体験できる。
また、あとがきに村上氏の、それぞれの作品に対する解説がつけられていて「こういう思いで書いていたのか」と、新しい発見があった。ファンとしてはとても嬉しい。
長編とは違った、短編ならではの楽しさがつまった一冊だと思う。
個人的に好きなキャラクター、ワタナベノボルと羊男も出てくるのでそれもまた楽しい。
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Last updated
2007年01月28日 20時49分16秒
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