テーマ:女医のひとりごと(132)
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略号は読む方にとっては分かりづらいけれど、書く方には便利・・
このSSSSは staphylococcal scaled skin syndrome の略で ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群というもの。 忙しい外来でこんな病名を書いていられないのでSSSSと書く。 はんこを作るほど頻繁なものでもないし。 とびひもそろそろ終わろうとしている昨日この児(5歳)が数年びりにきました。 溶連菌感染症様の発疹に似ているけれど腋の下の発赤が特徴的かと思います。 溶連菌と異なり咽頭の発赤がありません。 単に皮膚がこすれたと考えているお母さんもいました。 皮膚科で軟膏だけ処方されていた児もいました。 抗生剤の内服処方で始めても入院になるケースが多かったため、今回は最初から病院へ紹介しました。 早期に治療を開始すれば入院は避けられると思いはしたけれどMRSAも心配なので。 SSSS =ちょっと一言= 子供が急に熱を出すと胃の付近を痛がることがよくあります。 原因を知りたがるお母さんと痛みをなんとかして欲しがるお母さんがいます。 もちろん両方の方も。 原因を探るのは私たちの仕事として・・ 痛みの対処「手当て」をするのはお母さんの役目かと思うのです。 痛みをとる=薬 と考えるよりお母さんのやさしい手が何よりだと思うのです。 病気の時って親の愛情を伝えるいいチャンスなのではないかしら・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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