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カテゴリ:日記:アメリカ
日本に比べてボランテイアの機会が多い国、アメリカ。 「お金にならないことするな!」 って日本の親戚に言われたっけ。 でも、やった!いっぱい、やった! 一番記憶に残っているのは、高校教師! 代数学を教えました! 生徒は全員黒人。 というのも、先生を雇えないという、 大変貧しい学校だったんです。 日本では考えられないでしょ? で、家庭教師を募集中!ってことで ボランテイアの面接に行ったら 学長にえらく気に入られて 「1クラス、持ってもらえないか!」って。 家庭教師が、本物の教師へ。 数学は教える自信があるし、 なりしろ将来「先生になりたい!」と願っていたので、 このチャンスはいただいたぜ!って感じで そくオッケー! 自分が「教える」ことができるかどうか知りたかったし。 で、まー、学生がワイルドなこと! 歌うわ、踊るわ。 日本人とは血が違いますね。はい。 「教育とは」ということを全く知らない私。 だから学長に言った。 「あなたの学校で私が無料で教える条件は、 私が教えるスタイルを決める、ということ。」 ルールはいらん!ということっす。 Noriko流のやり方で、代数学を教える。 それでもいいか?!ということ。 学長に「承知した。」と言われ、 好きなように教えました~! 彼らにイスに座って日本人の学生みたいに 「静かに学べ!」ってったって、無理でしょ~! 私は「形」より、「教育のなんとか」より、 彼らに「学ぶ」ことの楽しさ!喜び! を、教えたかった! だから、数学の問題を解くとき、 ラップ調に歌ってみんなで問題を解いたり、 考える時に体を揺らしてリズムを取ることを許したり。 教育者から見れば、とんでもない先生だったと思う。 「君の教育はなっとらん!」とか? だけど、今まで落第生と言われた子たちが めちゃめちゃ勉強した!! みんな、一丸となって、勉強した!! 学長たち泣いてた!学長の奥さんも、泣いてた! 「こんなに勉強してる彼らを見たことがない!」と。 そう、公立の高校を追い出されるほどの 「悪」があつまる高校だったんですね、私が教えたとこ。 彼らは私にチャレンジしてくるし、 日本語でいうと「ざけんなよー!」みたいなことも 言ってたね。だけど、 彼らはものすごく敏感だった。 愛に。 分かるんですよね、学生は。 先生が彼らを愛しているか、そうでないか。 私の学生たちはみんなどうしてるんだろう。 会いたいな。 ワイルドだけど、とってもかわいいみんなに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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