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カテゴリ:留学物語
2002年、フロリダでの生活がとても辛かった頃 日本に出稼ぎ帰国。 日本に帰ったらすごくアメリカに戻りたくなかった。 苦しい生活が待っているの分かってたし、 それを生き抜く力がないことも分かってた。 またボロボロになるくらいだったら あったかいこの日本にいたいよーって。 だけど、私はアメリカに帰るべきだとも分かってた。 だから、フロリダに帰る前に ニューヨークにいる友達に会いに行って、 ワンクッション置いてからフロリダへと計画した。 ニューヨークで私の世界一好きな美術館 メトロポリタン美術館に行った。 辛い前にいっぱい楽しむぞー!って。 美術館のショップでとてもステキな2枚の絵があった。 私の好きなゴッホとモネの絵。 一枚25ドルもする。 2枚で50ドルか。。。 私は自分のお金は全部神様からだ! 神様のものだ!!って信じてるから、 よく神様に「これ買っていい?」って聞く。 その時も絵の前に立ちすくんでじっと待ってた。 「この絵、買ってもいい? フロリダに帰ったとき、 この絵を見たらきっとすごく励まされると思う。」 だけど、心に平安がなかった。 「よしっ!」っていう思いにならなかった。 私は神様がゴーサインを出していないと判断。 後ろ髪をビヨ~ンって引かれながらも その2枚の絵は買わずに美術館を去った。 フロリダに到着。 私を心待ちにしているホストファミリーに見せた 全力の笑顔。 愛に答えるため、力を振り絞った。 ホテルで働いていた私。その辺はプロ。 ホストマザーが言った。 「Norikoの部屋、模様替えしたんだ。 良かったかな?」 私は悟った。 ママは知ってるんだ。 私がいまめちゃつらいって。 「心機一転、頑張ってね!」っていう見えない声が 優しさとともに響いてくる。 「ありがとう。」 そう言うことが精一杯だった。 そして、私は新しい部屋に足を踏み入れた。 その瞬間。。。 私の心の闇は瞬時に消えた。 オオオオオオオオ~~~~~~~~~ッ!!! 新しいライトグリーンの壁。 明るく差し込む光。 そして、私の目の前に光る、2枚の絵。 「ゴッホだ~~っ!!! モネだ~~~~~~~~っ!!!」 そうです。 頼みもしていないのに 私の部屋にはすでに!!! ゴッホとモネの絵が飾られてありました。 どうして?どうしてゴッホとモネなの? 他にもたくさん画家いるでしょ?? ねえママ、どうしてこの絵を選んだの?! わたしはもう何もいりませんでした。 神様は、美術館で見たあの2枚の絵よりも もっとステキな絵を 私に与えてくださいました。 「わたしはあなたが何が好きかを知り、 わたしはあなたの願いを知り、 また、わたしは最高の形で あなたに与えることのできる あなたの神、主である。」 っていわれたような気がした。 そして、その通りだなって思った。 神様のタイミング。 神様の与えてくださるもの。 それらはすべて、 そして、いつも、パーフェクト。 今でも苦しい時 その絵を見上げて 私は神様を待ち望む。。。 神様、ありがと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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