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カテゴリ:日記:アメリカ
大学を卒業まで残すところあと一ヶ月となった。 信じられないよ~! 私はきっと、この時間を恋しく思うだろう。 思えば、恵みあふれる2年間だった。 本当に先生に恵まれ、クラスメートに恵まれ、 キャンパスは最高に美しいし、学食はおいしいし、 神様に特別扱いされている気分になるくらい。 去年の12月、こんなことがあった。 白人の60歳ぐらいの教授。 彼女はゆっくり分かりやすく話をし、 生徒を尊重し、素晴らしい教師であった。 私も将来は何かの形で教える者となりたいので、 まさに見本ともいえる先生であった。 その先生の期末試験を受けた時、 私の心はあるひとつの感情によって 集中力が欠けており、前もって準備しておいた勉強も すべて外れ、なんと、100点中 だいたい30点分くらいしか答えられなかった。 「しまったっ!!えらいこっちゃっ!!」 クラスをパスするには、最低70点がいる。 卒業がずれるので、このクラスを落とすわけにはいかない!! すぐに交渉に行きます。 「あの・・・、教授・・・。 この期末テスト、私、30点くらいしか答えられなくて。 エッセイを書くとか、なにか逃げ道ください!! どうしても、このクラスをパスしないとだめなんです!!」 そんな勝手なこと、通用するわけないけど。。。 彼女は優しい目で私を見つめて言いました。 「私ね、今日すごくついてない一日を過ごしたのよ。 なんだか、大変な一日だったわ。 きっと、あなたもそんな一日を過ごしたのかも。 だれにだって、そんな日はあるのよ。 あなたのテストの結果が悪くたってね、 あなたが悪い生徒だっていう意味じゃないのよ。 あなたはいつも授業にいたし、エッセイもすばらしかった。 あなたは、素晴らしい私の生徒よ。 だから、私はあなたを絶対に落とさない。 安心して、日本を楽しんでらっしゃい。」 やられた。また神様にやられた。 そうです、その先生は私のテストを免除してくださいました。 私は感動のあまりその場をすぐ去り、泣きました。 「どこまで神様は私に優しくしてくださるんだ。。。 私が失敗しても、テストで栄光を現せなくても、 温かく包んでくれる。。。」 こんなにビックな先生ばかりに囲まれた2年間でした。 主を尋ね求める者は、 良いものに何一つ欠けることはない。 旧約聖書 詩篇 34:10 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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