歌 と こころ と 心 の さんぽ
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♪ 雑草に手を焼くごとし鬱々と髭うらめしき男の哀歌
英国の紳士にもなれず、さりとてアラブの男達のようにもなれず、ただ持て余すだけの髭。毎日毎日一日の例外もなく伸びる髭は、生きている証しであり、男の象徴でもある。 毎日会社に行く必要もなく、染色作家としての活動もあまりできない今、生えてくる髭は煩わしいばかりの役立たずだ。 生きている間ずっと生え続ける髭は、天然資源いや人工資源と言うべきか。これを上手く活かす手はないものか。 生えるものなら、いっそ伸ばしてやるのが髭のためというものだ。必要が有って生えてくるのに、無碍に剃ってしまうなんて失礼なんじゃないか。 ポアロや田辺一鶴の様なわけにはいかないが・・・。 エルキュール・ポアロと講談師・田辺一鶴 (クリックで拡大) スイスやアメリカ、オーストラリアなどでは毎年髭コンテストが開かれているらしい。その写真を見ると、皆帽子を被っているものが多い。寒い国では帽子が必需品だし、髭も防寒のためにあることを思えば生やすのは理に適っている。帽子が無いと様にならないようだ。 アルプス髭コンテスト 日本を含めアジアは湿度が高いので帽子を被る習慣はなかなか根付かない。昔、カンカン帽が流行ったことが有ったらしいが、それ以外ではあまり一般では見られない。 明治時代は髭を生やしている政治家が多くいたが、文明が進むにしたがって髭を野蛮な無粋なものに思う風潮が生まれて来たようだ。 この低成長時代になってもまだ、高度成長の頃の時計の進み方を忘れられないでいる吾々。もう少し速度を落として生活する必要が有るのではないだろうか。 過去の亡霊を追うのは止めて、髭を存分に生やし美しさを競って、本来の生を楽しむ方向へ舵を切れないものだろうか。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。 ◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。 ★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月) ☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行 ●「手軽で簡単絞り染め」
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sunkyu
日本の四季と日本語の美しさ、面白さ、不可思議さ、多様性はとても奥が深い。日々感じたことを「風におよぎ 水にあそぶ」の心持ちで短歌と共に綴っています。 本業は染色作家
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