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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2023.12.03
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カテゴリ:景色・風景・情景

♪ 渡り来し景色のいつか変わるべし尉鶲には知るよしもなし


 今朝は一番の冷え込みで、わが知多市も1.3℃まで下がり、8時の段階でも3.9℃と出ている。PCの前に座ったものの寒くてブログを書き始められない。最近、布団に入ってきて朝までずっとそのののアランが、さっそくやって来て膝の上に乗ってくる。



 ジョウビタキがずっと前から、毎年やって来て「カッ、カッ」「ヒッ、ヒ」というあの独特の声で縄張りを主張しているのを見てきた。この目の前の様変わりした宅地にも、相かわらずやって来る。時どきカッカと鳴き、柵の上から周りをながめている。
 冬場にしか会うことのできない、貴重な渡り鳥。チベット、中国東北部、ロシアの極東部沿海地方、バイカル湖周辺で繁殖をしていて、非繁殖期に日本、中国南部、インドシナ半島北部に渡ってくる。越冬のためにやって来る冬鳥だ(たまに留鳥として日本で繁殖するものもいるらしい)。

 春には地元に戻ってしまうので、その間の変化はまったく知らないわけだ。一度訪れて冬を過ごした土地を目指してまたやって来ることを思うと、愛おしくもなる。代替わりしているはずなのに必ずやって来るというの、我々の知り得ない渡り鳥の仕組みがあるのだろう。


群れることなく、紋付姿の侍然としている。

 普段、クモなどの昆虫を主食として食しているが、餌の少ない冬場には、ピラサンカやヒサカキの実も好物として食べているようだ。
 古い隣家の庭や畑には実のなる木があるので、その実を目当てにやって来るらしい。今朝もやって来ている声がしたので写真を撮ろうと思ったがアランが膝の上にいるので身動き取れず。



 少し経ってから見ると、畑の向こうにあるタラの木の実を啄んだのを目撃。こっちの庭にはピラカンサもある。



 縄張りは、一度張ったら続けて守っている方が都合がいいのだろう。先陣のものと争うのは大変だし労力もいる。短命な野鳥が、同じ一族の行動を受け継いでいくのだとしたら、そのシステムがどうなっているのか・・。

 四十雀が言葉を使ってやりとりしているのを研究し、作文能力があることを世界で始めて発見した動物行動学者の鈴木俊貴さん(京都大学白眉センター特定助教)なら知っているのかもしれない。


『BIRDER Special オオルリ・キビタキ・サンコウチョウ』

 警戒心がそれほど強くないので割と近くで観察できる。その紋付を着たような美しくも凛々しい姿とあまって、観ていても楽しい鳥だ。慣れると手乗りで餌を食べる様にもなるらしい。

 一羽で行動するところは私に似ているし、とても好感が持てる。見るのはオスがほとんど。一度だけメスを見たことがあるが地味で目立たない。縄張りを張るのもオスだし、奥ゆかしく陰にひっそりと身を隠している姿は、言ってみれば明治・大正の女性のようでもある。


 以前はエサ台の櫨の実を食べに来ていたが、こうも風景と状況が変わってしまってはいくら警戒心が強くないと言えども、難しいかもしれない。でも、ヒヨドリなどは工事中でも来ていたので、早朝なら案外エサ台に乗るかも知れない。








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最終更新日  2023.12.07 10:52:43
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◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
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