♪ 終活の一環として買い替える十年後まで乗れる新車に
車を買い替えることになった。あと10年乗るとすると私は85歳、カミさんは77歳になる。大事に15年乗るつもりでいればカミさんが82歳。ちょうどいい。
その話を聞いた息子が、通勤に使っている(嫁さんが乗っていた)軽の走行距離が15万キロを超えているので、その後継として使いたいと言って来た。その車検が7月に切れるので、今注文しても手に入るには3カ月ほどかかるらしい。ということで、慌ててネッツトヨタで整備士をしている甥に連絡。
今まで通りダイハツを買うつもりでいたがネッツトヨタは社名が変り、大幅に構造転換していて、ダイハツが扱えなくなったとのこと。あの「ダイハツ問題」以降、諸般の変化も鑑みて、昨年5月に愛知トヨタ、トヨタカローラ愛豊、ネッツトヨタ愛知、ネッツトヨタ東海が に統合されたらしい。
パンフレットを送ってもらったがトヨタの軽は「ピクシス」しかない。甥がいる事で便宜を図ってもらえるということもあって、これを買うことに。しかし、以前と違って整備や車検時に内緒でサービスするというようなことはできなくなっているという。
それでもまあ、トヨタは他のディーラーよりもサービスがいいと思い込んでいるし、甥のお蔭で「親戚割り」というのがあるので少しはましかと思って。
「ピクシス」シリーズの乗用車は4車種のうちのジョイとスペースは形が気に入らない。ファミリー向きでちょっとやさしい感じのデザインはいかにも女性的なイメージ。メガは今は作っていない。あまりピッとはこないが「エポック」しか選択肢がない。
ダイハツ ミライースのOEMモデルとなり、内外装もメーカーと車名のエンブレム以外は共通となっている。
ダイハツ ミライース
フロント部分が少し違っているがほとんど同じ。
グレードは、そんなにいろいろ付いてなくいいので4段階(G、X、L、B)の「L」で良いと思うも、カラーを黄色(レモンスカッシュイエロー)にしようとすると「X」に上げないといけない。妥協して「X SAⅢ」に。スマアシⅢ(スマートアシスト)が付いて、やたらにピーピーなるかと思うとちょっと嫌だがしょうがない。
何だかんだで総額128万円ちょっとになった。下取りは「-」になるところを9,640円付けてくれ、カーナビは無し。(ナンバー指定とプレートのフレームを付け、JAL1年分、メンテナンスパック他も。)
黄色は目立つので事故をもらう率も低くなるし、広い駐車場ですぐに見つけられるのもいい。
自分のラッキーカラーでもあるし、白やグレーの車ばかりの中で目立つということは、それだけ周囲に気を使って身ぎれいにする意識が働く。また、何かあった場合にも気づいてもらいやすいメリットもある。
よく見るとカワイイ。今までのムーブより全長が20㎝短いとか。立体駐車場に対応したためらしい。
納車の時期は5月末になる。息子の車の名義変更と廃車手続きや、保険の車種変更、新車登録などの手順や用紙の準備、さまざまな書類の説明など、なんだかんだで2時間以上かかっている。たまたま認め印を持っていたので都合が良かった。車を買うのはこんなに面倒だったっけ?
以前よりもややこしくなっているのは確かなようで、高齢になるともう「お任せします」というよりしょうがないだろう。
ディーラーのいつもの担当者は、何か余裕がない感じで対応にもその緊張感が伝わってくる。甥も顔を出してくれるものの、以前のような鷹揚な姿はなかった。社名変更の背景にある危機感というようなものがにじみ出ている感じがして落ち着かなかった。
2月の国内で販売された新車の台数は、認証取得の不正問題の影響で、ダイハツ工業が前の年の同じ月と比べて82%減ったほか、ダイハツから車の供給を受けるトヨタ自動車も34%減少した。
日本自動車販売協会連合会などのまとめによると、先月、国内で販売された新車の台数は34万4800台余りで、前の年の同じ月と比べて19%減っている。
中国での販売も低迷しており、トヨタは全車種生産をどこまで続けるか模索中でもあり、車の販売の道筋はシビアで、混迷の中でもがいている状況のようだ。
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