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カテゴリ:中国
小泉首相は8月15日に
国の指導者として、堂々と参拝しましたね。 ここ最近の中で、靖国参拝者は5万人から20万人にも増え、 自民党若手議員の中で徒党を組んで 靖国参拝をしようという気運もあるとききます。 さらに原因はまだはっきりしませんが、 小泉首相の靖国参拝に意見していた 加藤紘一・元自民党幹事長(67)の実家から出火、 その発言との関係が噂されています。 日本国内においても 微妙に愛国心のようなものが広がっているように感じます。 私はこの夏中国にいたわけですが、 TVで日中戦争のドラマが放映されて、 それらを見るたびに、 日本軍が中国の村を襲うシーンを何度か見ました。 その中には良心的な日本人の満州開拓民や女学生、 あるものは軍の上官の命令に涙を流し、 あるものは日本のためと疑うこともせず、 中国の村人を襲う軍人のシーンも出てきます。 これが戦争の実態なんでしょうか? お国の為に戦い、潔く愛国心を持って散っていった 日本軍というのは、一体なんだったのか?って 思ってしまいます。 中国や韓国やアジアの国が日本を攻撃してきたわけではありません。 結果的に日本を徹底的に攻撃したのはアメリカです。 国の一部指導者によって、 行きたくもない戦争に「国のため」と言う大義名分で 靖国神社でその愛国心を高揚させ、覚悟を決めさせられ、出兵し、 上官の命令で、戦争という非常事態の中で、 殺したくもない人を殺し、村を破壊し、 心に重い傷を残して死んでいった方も多いと思います。 満州で戦況が悪くなると満州開拓民をおいて 先に逃げたのは関東軍だとも聞きます。 靖国神社は永久戦犯だけでなく、軍関係者が多く祭られ、 戦中は日本の精神的支柱にもなっていたと思います。 戦争という異常な中で、 国のためといってその時代に生きたがために 犠牲になっていかれた方を慰霊するのは 私ももちろん反対ではありません。 ただ、あえてこの終戦の日に 日本の指導者が靖国を参拝することは、 やはり関係国の感情を逆なでし、 開き直る態度にも見えては 「日本は戦争責任を感じているのか?」と 思われても仕方ないように思います。 おとな気なく、 けんかを売っているのはどっちなんでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.08.16 08:37:59
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