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カテゴリ:おもうまま・日常
大坂のダブル選挙の結果、維新側の圧勝ってことで、
個人的には残念な結果に終わりました。 私は、思想的にどうとか、民主主義とか、 はこだわらないけど、 真面目にささやかに幸せに暮らしたい普通の人が、 生きにくくなっていく世の中は嫌だと思うのです。 かつては、「1億総中流」とか、海外の友人からも 「日本は公共のサービスや福祉も良くて、 安心ないい国だね。さすが経済大国。」 って、言われてたのにねぇ。 今ではサラリーマンの貧困化とか、格差社会、老後破産、 教育格差、ワーキングプアとか、 なんでこうなってしまったの?という、 暗い言葉のオンパレードで、それが現実というのが恐ろしい。 こんな時代だからこそ、経済的に良くなることを願いますよね。 「経済的に日本が良くなるには、 まず大企業の景気がよくならないと」、 ってよくいろんな人が言いますが、 「日本経済が良くなる=大企業の景気が良くなる=働く人の経済が良くなる」 なんでしょうか? アベノミクスで日本の景気は良くなった、 大企業の業績も良くなった、 で、中小企業や働く人の暮らしが良くなった????? でしょうか? 確かにアベノミクスによって、 大企業は税制的にも優遇され、業績も上がり、株も上がりました。 史上最高益なんて会社もあります。 ところが働く人の多くは、賃金抑えられ、 税金や保険料は増え、実質所得はここ15年下がりっぱなし。 大企業の好景気の余波を実感できません。 じゃぁ、大企業の収益はどこへ行ったの? って話なんですが、 この間サラリーマンの賃金が下げられたり、抑えられたりしている中、 資本金10億円以上の企業の上場企業では、株主配当や役員報酬が 大きく上昇しています。 企業の株主はだれかっていうと、 「日本の株の6割以上が外国人によって保有されている」そうで、 日本企業もこうした外国人株主の影響を受けます。 株主への利益還元を強く要求する欧米系考え方により、 「企業は株主のもの」であって、「労働者のもの」ではないのです。 賃金コストや仕入コストを下げて、業績を上げることはあっても その利益還元を受けるのは、 役員や株主であって、労働者ではありません。 アベノミクスを歓迎し、楽に得したのは、 外国系株主だった、かもしれませんね。 今回ダブル選挙で圧勝した大阪も政府も、 企業的な考え方を行政や政策に どんどん取り入れようとしています。 経済の活性化、行政のムダ削減というと、 いいことのようですが、 どんどん市場原理、競争原理、国際化を推し進め、 労働も教育も医療も公的サービスも商品化、 そして、国際競争市場に放り込もうとしています。 こうした企業原理がフル活用されているアメリカ。 GDP(国内総生産)第1位の経済大国です。 その一方、アメリカは 国民の6人に1人が貧困層、国民の3人に1人が貧困層 および貧困層予備軍、 人口の2人に1人近くがワーキングプアと言われています。 つまりアメリカは、「経済大国」であり、 2012年のOECDのデータによると、主要35か国の中で メキシコ、イスラエルに次いで、3位の「貧困大国」です。 そんなアメリカ型経済を追って行こう としているような今の日本。 それで、私たち一般庶民の暮らしは、 本当によくなるのでしょうか? マジ説明してほしい。 今回の圧勝した大阪維新のキャッチコピーは、 「過去に戻すか、前に進めるか」 維新の会のネーミング同様、革新的なイメージで よくできたキャッチコピーだと思います。 でも会計操作で見せかけの改善を強調し、 (もちろん実際にムダを削減できたところや改善したところも 部分的にあると思いますが、 全体でどうなのかを見る必要があります。 一体税金が何にどれだけ使われているのか、 本当にムダなのはなんなのか、市民目線でチェックして、 会計処理が本当はどういう状況なのか、監視した方がいいと思います) 実質、大阪の財政難を最悪化した現大阪府政を思えば、 その政策は信頼できるの?と思います。 そして、一体、この先どこまで行くの? と不安になるキャッチコピーでもあるのです。 お立ち寄り、ありがとうございます。 見たよ、って感じで↓押していただけると嬉しいです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.11.25 05:37:36
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