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カテゴリ:家と庭 in カナダ
今回、部屋を模様替え、アップグレードするために
始めたリノベーションだったのですが、 このリノベーションの契約書にサインをして、 工事が始まって2日目に、業者の人に言われたことは、 「Asuka,いいニュースと悪いニュースがあるんだけど、 どっちから聞きたい?」 でした。 え~、うちなんかあったの~!? たまに見る住宅のリフォーム番組で、 いざリフォームに取り掛かったら、深刻な問題が隠れていて、 それを処置しないければ、リフォームは無理、と工事業者に言われ、 ホームオーナーはショックを受ける、 っていうのを人事のように見てたけど、 もしかしてそれ??? そう、それだったんですね。 これには、私もかなりショックを受けました。 かと言って放っておくわけにもいかず、 再度追加の見積もりを出してもらって、 予定より日程も費用も増える、っていう事態になりました。 いいニュースの方は、今リノベーションをきっかけに 気がついてよかった、ってことでしょうか。 家にしても庭にしても、こんな風に後から、 なにかと費用が掛かることが、いろいろ出てくるもんです。 さて、今回の欠陥については、今までほとんどこの部屋を 使ってこなかったので、特に問題を感じることもなく、 気がつかなかったですね。 工事業者の人には、 「なんでこんな処理にしたのか、信じられない。 これは違法。」 と言われました。 それって、欠陥住宅だったってこと?? 「ここに住んで何年ぐらいになるの? ああ、もう4年も住んでたら、クレーム言えないだろうね。」 と言われて、改めて家を購入した後でもクレームが 可能であることを知りました。 通常は家を購入する前に、住宅診断士さんを雇って、 家の状態を細かくチェックしてもらい、欠陥や故障が ないかを見てもらいます。もちろん私もそうしました。 でも今回見つかった欠陥は壁の内側にあった問題だったので、 診断士さんもそこまで調べなかったんでしょうね。 前のオーナーから、家についていくつかの項目について、 問題はない、という確認書をもらっています。 住宅診断士さんが見つけた家の問題点は、購入最終決定前に オーナーに伝えて、その分購入価格を安くしてもらうか、 修理してもらわないと買わない、という条件を買い手は出すことができます。 私も購入前に前オーナーに修理をしてもらったり、 条件を出した箇所があります。 今思えば前オーナーは、この家に10年以上住んでいたわけで、今回私が見つけた この家の欠陥部分や細かな不具合についても 実は本当は知っていたんじゃないか? と疑ってしまいます。 もちろん、前オーナーからの申告書類には、すべて問題なし、でしたが。 そして、購入後であってもこうした、中古住宅であっても、 欠陥と思われる箇所については、前オーナーに請求できる、というのも 今回初めてしりました。どのぐらいの期間まで可能なのかわかりませんが、 これから、家の購入をお考えの方は、期間等を不動産業者に確認したらいいと思います。 私が工事業者の人に 「私もここにずっと住んでいて、特に問題も感じなかったし、 このままにして、知らなかったことにしようかな?」 って言ったら、工事業者の人に 「この家を売るときに、買い手の住宅診断士が見つけたら、 もちろん、違法建築にあたることだから、直さなければいけないし、 下手したら、売却後に買い手から売り手に訴訟を起こされるよ。」 と言われました。 こうなると、日数や費用が掛かっても、 なんとかできる範囲のことであれば、やるしかないのです。 基本的な欠陥を解決することで、実際、今までよりも過ごしやすい、 使いやすい家になるのであれば、それもよし、と考えるよりありません。 私の場合、家の購入当時、カナダ居住歴も浅く、私の英語は初心者レベル、 息子は全く英語がわからない、コンビだったし、 まわりに相談に乗ってもらえる日本人も日本人不動産業者もいない状態で、 一刻も早くレント先から出たい一心でしたので、 無謀な購入だったかもしれません。 もっと知識や情報があって、英語も理解できて、 もっと購入にも時間をかけて慎重にやっていたら、 購入後も楽だったかもね、と思います。 そもそも、家を買った理由は、安心して気兼ねなく 暮らせて、家賃よりもローンの方が安いから、ですが、 住宅税や保険、家のメンテナンスに掛かる費用などを考えると、 単純に月々の定額の支払いだけで、損得を言えないんですが、、 住んでみて実感するんですねぇ。これが。 自分で自由にできる家を持つことは、楽しいことでもありますが、 後々いろんな気苦労があったり、諸費用も掛かることをお忘れなく。 そして、なにより購入をお考えの方は、 私のように知識・情報不足であせって、購入して、 あとからこんなはずじゃなかった、なんてことにならないように 気をつけてくださいね。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.12.02 01:22:00
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