テーマ:ペットの死(565)
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セミナーに参加してきました。 でも、これは報告が難しいなぁ… まず初めに抑えておきたいポイントは 日本人のペットロスと欧米人のペットロスでは根本的な精神の違い?があるので ここでは日本人のペットロスについて考えましょう。 日本人は欧米人のように畜産民族ではないために 「動物との距離のとり方が上手くない」 つまり、程よい距離をとって動物たちとつきあうことが苦手なのだそうです。 ペットという言葉はあまり好みませんが ここでは《ペットロス》について考えているので使います。 《のび太くんのドラえもん》のように すべてを満たしてくれる、他には何もいらない気分にさせてくれる… 現代人は、孤独感・疎外感・不安・生きがい喪失を癒す役割として そういった万能的充足感をペットに求めてしまいがちなのです。 ペット喪失で自己喪失を起こす飼い主の多くをデータ分析すると A 約45% … 既婚者、子供有り B 約20% … 既婚者、子供なし C 約20% … 独身者、離婚含む D 約 5% … 子ども、未成年者 E 約10% … 上記以外、不明者 50歳前後の主婦で成人した子どものいる人(64名の主婦のうち専業主婦47名、有職主婦17名) の値がもっとも高いそうです。 ドキッ… ここで重要なのが《ペットロスとペットロス症候群の違い》 ペットロスにかかりやすいのが A ペットロス症候群にかかりやすいのが B・C そして、ペットを個人の所有物(または擬人化)として愛情を注ぐために 《空の巣症候群》に陥ってしまうということになります。 きっかけは 死の看取りかたが不本意であったり それまでの暮らし方、接し方に疑問をもったり 自分や第三者の死後の対処法に問題意識をもったり 「自分の責任で死なせてしまった」という想いによってパニックを起こしてしまうことが多いのだそうです。 《準備期→死→衝撃期→悲痛期→回復期→再生期》 カウンセラーはこのサイクルのそれぞれの時期にあったアドバイスをすることが必要で 衝撃期・悲痛期に気分転換をはかる勧めをしたり、新しいペットを迎えることを勧めたりすると 逆効果を起こします。 回復期に「断念」できないとペットロスに陥ってしまう…ということになります。 《悲しみの乗り越え方》としては ・悲しみを押し殺さない ・無理のない作業をする (アルバムをつくったり) ・聞いてくれる人に話す ・周囲を気にかけない事 《予防法》としては ・ペットに依存しない ・ペット仲間をつくる ・ペットロスを知ろう かのフロイト氏も生涯にチャウチャウを2頭飼い、自分の研究室でともにすごし ジョフィ(チャウチャウの名前)を癌で亡くし、安楽死を選んだことでペットロスにかかったそうです。 今日の日記は、セミナーの報告になりました。 まだまだいっぱい内容が濃かったのですが、ここではこれにて 「ばいちゃ♪」 ▼∵▼ ボクトノ キョリ ハ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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