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昔 MYCOMでエッセイを連載していた頃から 山崎マキコさんの 書く文章は好きだった 視点が面白く繊細で 人間の暗部を突くのが上手い そんな彼女がメルマガで書いていた すたすた放浪記 ~ スナフキンを探して を書直した本 なにも自信が無くて孤独感を感じ いつも自分の居場所を探している 女子大生「大瀬崎亜紀」の大人への階段をちょっとだけ登るストーリー 「大人になったわたしは、いつしかうっかり「孤独感」というものの味 をおぼえてしまったのだ。 かつては自分の部屋に逃込み、1人遊びしていれば平安だったのに いまは違う。誰かと出会い、誰かに認められ、誰かに愛されたかった。 たとえば人生の師と仰ぐような人、そんな人と出会って、その人に認められたかった。」 何をやっても上手くいかず 常に自分は他人とは違うのだという 違和感と孤独を感じている 亜紀が 好きなもの100個書いてこい と言う宿題に ムーミンのスナフキンを思い出す 「スナフキンは自分の背中に続く子どもたちにむかって 『ぼくについてきてもなにもしてあげられないよ』 と 冷たく突き放しながら、心のどこかでは今夜どこで子ども たちを寝かせたらいいか、そして子どもたちがお腹を空かせ たりしたらどうしようと心配するのだった。 わたしはたぶん、この世のどこかでスナフキンに出会いたいのだ」 その時 バイト先の編集プロダクションのシャチョーに出会う 亜紀は シャチョーの 「大瀬崎は部屋の隅っこで文章をかいていればいいんだからね」 と言う言葉に安心し やっと居場所を見つけられたと シャチョーの気に入るように頑張る しかし・・・ 「だれかにただ無条件に守られ、愛されなくても大丈夫なはずだ。 わたしは子どもではないのだから、愛がなくても生きていける。 そしてたぶん、だれかを愛する力だって持ち合わせているのだ。 スナフキンに会えなかったら、わたしがスナフキンになればいい。」 最後の言葉が悲しくも たくましくもある この話はフィクション・・・らしいが ほとんど事実らしい 山崎マキコさんといえば 田口ランディにエッセイを盗作され ている http://sv3.inacs.jp/bn/?2002030000078031031928.cybazzi参照 田口ランディは他にも好きだった藤森直子さんの盗作もあり 嫌いな作家だったりする メルマガも精神世界のパーな話し が多くなり解約してしまった それはおいておいて この本は人生に孤独を感じる人 劣等感の固まりの人に読んで欲しいです <BGM アバ : S.O.S > お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/03/04 11:22:02 AM
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