5年振りのロリンズの新作です。
ライブ音源なので純粋な意味で新作といえるかどうかは
ちょっと微妙なんですが、
初めて世に出るという意味で、まぁ新作、ですかね。
・・・で、一聴した感想ですが。
「変わらないことって素敵なことだなぁ」と感じた1枚です。
50年代から今まで、ハードバップからフリーへの接近、
フュージョン的な音へのアプローチなど、
ロリンズのスタイルは小刻みに変化したりしていましたが、
やはり、ロリンズはロリンズだと感じさせてくれる。
このライブの4日前に起きた
世界の風景を一変させてしまったあの出来事。
ロリンズはそのすぐ近くにいた。
混乱の中で、ボストンへ向かい、コンサートを開いた。
その時の記録が、このアルバムです。