テーマ:カウンセラーの独り言(503)
カテゴリ:心と身体のアプローチ
○少し詳しい話 [ 首・肩・背・頭痛 ]
・ヘルニア ・分離症 ・慢性肩こり ・首痛 ・頭痛 ・重心タイプ 背中の痛み、コリ、慢性的な首肩のコリ、それに関連する頭痛をお持ちの方は施術をしている中でよくあるケースです。Hashimoto.biz は「どこに行っても治らない方」を主に扱わせていただいていますが、当院を訪れる方のお話でよくお聞きするのが「今まで受けてきた施術は、通っているときはいいのだけれど、通っていないとすぐに症状が起きる」というようなことです。 当院は「痛みを消す」ということはもちろんのこと、再発しないように「肉体矯正」をすることを目的にしています。極端に言うならば、「痛みを消す」ことよりも「肉体を根本的に変化させる」ことを目的にしているとも言うことができるかもしれません。 患者さん事に異なりますが、一定期間、それぞれのペースで通っていただき、肉体矯正が完成しますと、肩こりや頭痛、背中の痛みが起こらなくなる方がほとんどです。また、矯正が完成するまで痛みがなくならないのではなく、何回かの施術で痛みが消失する方が多く、そこからはより快適になっていくというプロセスを踏みます。 ここでお話したいこととしては ・一般的な施術に対する当院の評価 ・当院での症状の理解 ・当院でやっていること このようなことを紹介してみようと思います。 ■一般的な施術に対する当院の評価 ここでは「首・肩・背・頭痛」をピックアップしてお話してみようと思います。ご来院いただいた方のお話を中心にお話させていただきますが、当院を訪れる方がそれまで受けてこられた施術として、マッサージ・針・カイロプラクティック・気功・整形外科・接骨院・整骨院などをよく聞きます。そのほとんどで行われている施術が痛みのある部位へのマッサージや針、電気治療のようです。 患者さんのお話を伺っているのみですので、実際にどういった施術院がどのような考えでどのような施術を行っているのかは正確にはわかりませんが、患者さんがそこでの治療を諦め、当院へトライしにきたということがあるということのみ、ここでは扱わせていただきます。 患者さんのお話を伺うに、上記のような施術は「患部を緩める」「コリをとる」というようなことを目的に行われているように推察されます。その結果が「そのときはいい」「通っていれば楽」になるのでしょう。 あくまで個人的にですが、そういったお話を伺うたびに「それは症状の緩和」であって「治療」ではないなぁと感じています。さらに言うならば、「症状の悪化」につながるものとまで思うことがあります。 背・肩・首・頭痛とありますが、患者さんから伺う、それまで受けてこられた施術の内容を考えるに、症状を緩和しようとしているのはわかりますが、症状を根本的に治そうという動きからすると全く功を奏していないように見えます。極端に言うならば、症状を取ろうとはしているが、その症状を発生させる原因がわかっていないように見えるという具合です。 実際に症状を発生させる原因に対する読みが合っていれば、効果は比較的早い段階で起こってくるもので、やってもやっても変化がほとんど実感できない施術は、その「読み」や「理論」がその対象となる患者さんに合っていないということが予想されるというわけです。 端的に言うならば、痛い部分やその周辺のコリを取ったとしても、治療ではないということが言えるかもしれないということです。ただし、それが問題の根本だった場合は、マッサージや針、電気治療で根本解決することもあるということは忘れてはならないとも言っておきたいと思います。しかし、このパターンの方が私からすると、とても珍しいパターンだと感じられます。 ■当院での症状の理解 当院での症状の理解として、背・肩・首・頭痛についていうならば、その主たる理論として言えるのは「姿勢のタイプによる弱点」ということが挙げられます。人にはタイプがあり、それぞれに特有の弱点があるというのがそれになります。もし、多くの医療機関や施術院が「こういった姿勢がいい姿勢」「こういう骨格がいいバランス」などある一つの解剖学的な姿勢を模範的なモデルとしていたとするならば、施術についていい結果が出せるのは、極端な話、全人口の4分の1になるという具合です。つまり、いらっしゃった患者さんの4人に3人は治せないという具合です。 当院での症状の理解は、姿勢のタイプをチェックし、そのタイプに合った姿勢や動き方をしているのかどうかという部分を重要視します。出ている症状の根本的な原因は、ご自身に合っていない姿勢や動きを強いられていることと、ご本人がそれを知らないことというように理解します。 特にここでは背・肩・首・頭痛ということですが、頭痛の原因で多いパターンは背・肩・首に起こった筋肉の緊張で頭部への血流不足が起こり、三半規管と三叉神経の酸欠によるものと見立てています。 背中の痛みに関しては全身の姿勢の影響によるものが多いのですが、端的にひとつ挙げるのであれば、全身をひねることが得意なタイプの方が、会議などでお行儀良く止まっていなければならないことを強いられた場合、そのダメージは多大なものとなるということが言えます。 肩は背中とセットといいますが、筋肉としては背中ですので、上記と同じになります。ただ言えることがあるとするならば、「肩こり」と表現する際に触れる部分は「肩」の筋肉ではなく、「背中」の筋肉の一番上の部分だということです。 首に関してはタイプ特有のものだという感じがあります。首に痛みを感じる方は首が長めで、医療機関でよく「ストレートネックですね」と言われる方特有のものという感じがします。その方のタイプがストレートネックである方が都合いい場合、その首に屈曲を作ろうとした場合、または、本人が勘違いして自分に合わない姿勢を作ろうとしてしまっていた場合、首へのダメージが大きくなります。 ■当院でやっていること 当院の施術の中心は「無痛整体」です。無痛整体の主たる目的は「姿勢矯正」です。ここに最近導入したのが「4スタンス理論(http://www.4stance.com/)」です。人のタイプとして4つの重心タイプがあり、それぞれに特徴があるというのがこの4スタンス理論なのですが、当院ではこれを施術の方向付けに利用させていただいています。 姿勢を直すといっても、その方に合った姿勢がわからなければ直すことにはなりません。この4スタンス理論を導入することで、当院の施術効果はさらなる向上を見せている感があります。ここに詳しく記載することはできませんが、タイプをチェックし、そのタイプに合った姿勢に姿勢矯正をしていくことで症状の改善スピードが飛躍的に向上しています。 その方に合った姿勢や動き方のポイントをご理解いただくことで、体をスムーズに動かすことができ、体が活性化すると同時にダメージを軽減できます。背中と肩に出る症状の多くは、自分に合わない生活をしていることがほとんどですので、ご本人に合った姿勢に矯正することで痛みが消失し、自分に合った姿勢や動きをすることでその再発が起こらなくなるという仕組みです。 首についても同じことが言え、体の活性化とダメージの軽減によって症状を消失させ、再発しなくなっています。背・肩・首を原因としている頭痛も同様に軽減、消失が見られています。特に頭痛の消失が早い段階で見られている印象があります。 個人的に無痛整体は骨格矯正に対して大きな適正があるように考えています。特徴的な施術実績としては、ヘルニア(頸椎=首・腰椎=腰)や分離症(背骨が割れている)の方の痛みの消失と再発が起きていないことが挙げられますので、少し紹介しておこうと思います。 ヘルニアや分離症はレントゲンでわかるほど、明らかな背骨の異常が見られます。ヘルニアは背骨の間の軟骨が出っ張りますし、分離症は背骨が割れています。これらの診断を受けた方の方向としてよくあるのは、医療機関での手術だというのはよく知られていることかと思います。出っ張っていれば削られますし、離れていればつながれます。それで常に発生している痛みなどを軽減することに成功している方は少なくないようです。しかし、予後として他の症状が発生したり、行動制限が発生したり、若い方ですと、スポーツ選手としての道を絶たれたりということが起こっているようです。 手術では痛みを発生させている部分を切除することが主たる目的になっているような感があります。痛みというのは神経で感じるものなのですが、その神経に誤って触れている部分を切って取れば痛みは消失するという具合です。 当院としてこれはあまりおすすめできないものかと考えています。おおざっぱに言ってしまえば、人の体はよくできており、メスで切って開けていじるのは、そのよくできたメカニズムに大きく反するという考え方です。 ヘルニアで言うならば、軟骨が出っ張ってしまう理由がありますし、そこから発生する痛みは、その原因を本人や施術者に教えるための警報機のようなものだと捉えることができます。つまり、その軟骨を出っ張らせる理由を解明すればどのような施術をし、どのような生活をすればいいかがわかり、それができたときに軟骨は引っ込むということが言えますし、そういった実績が現れています。 分離症については少し話しが変わりますが、姿勢矯正と筋肉のバランス調整についてとてもわかりやすいケースかと思います。分離症は背骨が真っ二つに割れています。この時点で普通に考えるならば、痛みや不具合が発生しても仕方ないと思いがちです。しかし、実績として、分離症を抱えた方が背中や腰に抱えていた痛みは消失し、再発も起こっていないというケースがあります。 考え方としては、「人の全身が統合され効率的に動いていれば、背骨の一本くらい支えることができる」というものです。無痛整体を中心とした筋肉と骨格の矯正を行うことであっという間に痛みを消失させることができました。 具体的にどのようなことをしているのかや、どのようなポイントで生活を見ていくのかは、ここで語り尽くせません。ひとつの理論が万人に効果があるというものでもなく、その方に必要な理論、その方独自の組み合わせを読み解くことがポイントになるという確信があります。もし必要があれば、どうぞお試しにお越しくださいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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関係ない話で恐縮ですが、
仏教についてのおもしろいお話があります。 仏教の根本の教えは心と行いのやすらぎでした。 ブッダと仏弟子の感動の物語がたくさん書かれています。 たまには仏教の物語もおもしろいですよ。 以下のサイトをクリックしてください。 http://bukkyo.wiki.fc2.com/ (2013.05.05 16:02:46) |