カテゴリ:ショートエッセイ
東日本大震災から七年の日、NHKラジオからは震災にかかわる方々の話が流れています。 七年経って、今もなお被災生活をおくる人の話、支援をつづけるボランティアの人の話、その他さまざまな形でかかわる人たちの話に聞き入った。 それまでの生活がかなわないことからご主人が次第に病んでいったことを話された。 被災し移った先で大人にも子供にも向けられたつらさを話された。 一方で 直後から支援をつづける人は、生活の豊かさよりも心の豊かさ という考えに至ってそれまでの自分たちの生活を変えて活動している。 夫婦で話し合った中、生活の豊かさと心の豊かさを天秤にかけて、と素朴な口調が印象的だ。 私は、そのときのことを思いだすと 訪問施療に出てまさに簡易ベッドに患者さんが横たわって施療中だった。 ママさんとお子さんが三組ほど集まってくださっていた。 長いゆらゆらとした揺れで(だったと思う)、患者さんを起こして施療を止めた。 テレビを見たらつなみの映像が出た。これは本当の事かと思った。 小さな、ななちゃんもテレビを見て驚いて泣いてしまった。 ほどなく自宅に戻ったが、とくべつなことはなかった。 夜中にイギリスに住むイギリス人の友人から 「大丈夫か。。。〇〇さんの連絡先は分かるか」とメールがあった。 私はたまたま夜中も起きていてすぐに返信すると、 「そちらは夜中と思う。。」ともう一度メールをもらった。 気に掛けてもらってありがたかった。 釧路の岸壁にあるMOOが浸水したニュースをその後知った。 その近辺の建物も浸水してボランティアで片づけと掃除をした人から臭いがすごくてと話を聞いた。臭いまでは映像では分からなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.03.11 10:07:22
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