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テーマ:相撲(1886)
カテゴリ:音楽・スポーツ
野球賭博問題で「膿を出し切る」と宣言していた理事長たちの声がなんとも虚しく思えるし、懲りない土俵の世界には常識が通用しない相撲界独特の魔物が棲みついているのだろう。 相撲は神事である。それが大前提となっている筈なのだが、国技という隠れ蓑を傘にして勝負が単なるマネーゲームのように扱われ、力士たちの間に蔓延する魑魅魍魎が神を冒涜し始めて行く。国技は言葉と形だけのものに成り下がり、相撲の歴史は尽く汚れ切ってしまった。 所詮は不完全な人間のやることだから、規律を守り歴史を汚さぬ心構えなどは「金」の前にあっては脆く簡単に崩れ去る。相撲に完璧を求めることの方がナンセンスなのかも知れないし、相撲だけを特別扱いして来た我々の責任も無視する事は出来ない。 横綱がどんなに連勝記録を伸ばしてみても、「八百長」の一言がその大記録すら蜃気楼に変えてしまうという状況。 土俵の隅でうずくまりながら嘆いている相撲の神様の姿がわたしには見えて来る。相撲界の歴史に敢然と名を残して来た名勝負が「迷勝負」に思えて来るのはわたしだけではないだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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